吉田たかよしのSNS

  • 親子の会話で成績が上がる?心療内科医が勧める「リファクタ効果」【受験専門の心療内科】

    受験の心療内科 親子の会話で子供の成績アップ!リファクタリング効果 今日は、親子の会話に、メンタル医学で「リファ…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 12時間前

  • 浪人地獄に落ちる受験生の特徴とは?親が救ってあげる方法を解説!【受験専門の心療内科】

    https://www.akamon-clinic.com/浪人-多浪/ 受験の心療内科 受験生が浪人地獄に落ちるのを…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 1日前

  • 受験生の勉強無気力症候群!脳を刺激し勉強のヤル気を取り戻す方法とは?【受験専門の心療内科】

    受験の心療内科 新型の勉強無気力症候群が増加!脳医学に基づく難関校合格の秘訣とは? 今日のテーマは「新型の勉強…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 2日前

  • 受験生の自殺は親子の食事で防げる?心療内科医が教える食事中の会話の秘訣!【受験専門の心療内科】

    受験生の脳医学 受験生の自殺を親子の食事で防ぐ方法とは? 受験生は、心身ともに厳しい環境のもとで勉強に取り組んで…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 3日前

  • 不登校は脳の「4月効果」で克服?心療内科医がすすめる新学年の迎え方!

    受験の心療内科 4月の新学年は不登校脱却の好機心療内科の「4月効果」でメンタル対策 新学年が始まる4月は、不登校…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 4日前

  • 寝過ぎで入試に落ちる脳の劣化現象とは?【受験専門の心療内科】

    受験の心療内科 受験生は注意!寝過ぎで入試に落ちる脳の劣化現象とは? 休日だからといって、ダラダラと朝寝坊してい…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 5日前

  • 入試失敗の原因はスマホによるブレインフォグ?頭に霧がかかって学力低下!【受験専門の心療内科】

    受験の心療内科 入試失敗の原因はスマホによるブレインフォグ?頭に霧がかかって思考力とヤル気が低下! 今日のテ…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 6日前

  • 受験生の朝寝坊が治る?心療内科医がすすめる週末の朝食の効果とは?【受験専門の心療内科】

    受験の心療内科受験生を早起き体質に変える方法とは?サーカディアンリズムの脳医学! 受験生は、脳の働きを高めて入試…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 7日前

  • 受験生の憂鬱な感情が消える!「メンタル図解法」とは?心療内科医が解説!【受験専門の心療内科】

    受験の心療内科 受験生の憂鬱な感情が消える心療内科のメンタル図解法 「成績が上がらない・・・」「勉強がつらい・・・」…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 8日前

  • 落ち込む受験生が立ち直る親の会話術!心療内科医の孤独症候群の対策【受験専門の心療内科】

    受験の心療内科 落ち込む受験生が立ち直る親の会話孤独症候群の対策が決め手 今日のテーマは、落ち込んでしまって勉強…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 9日前

  • 浪人生が勉強を放棄したら、親はどう対処すべきか?【心療内科】

    ⇒ 「受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)」はこちらから! 受験専門の…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 10日前

  • 浪人生とゲーム依存の根本原因!デジタルドーパミンとリセット症候群とは?

    受験の心療内科 浪人生とゲーム依存の根本原因!デジタルドーパミンとリセット症候群とは? 今日のテーマは「浪人生と…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 11日前

  • 自殺する受験生の母親の共通点とは?【受験専門の心療内科】

    ⇒ 「母原性受験ストレス」の解説はこちらから! 受験の心療内科 自殺する受験生の母親の共通点とは? 今回のテーマ…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 12日前

  • 入試に失敗して家庭内暴力!受験生の脳の変調を心療内科医が解説【受験専門の心療内科】

    ⇒「家庭内暴力(受験生)」はこちらから! 受験の心療内科 受験生の家庭内暴力脳の実態とメンタル対策 家庭内暴…

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 13日前

  • 試験中の吐き気は思考力低下のSOSサイン!【受験専門の心療内科】

    ⇒「はき気・食欲不振(入試当日)はこちらから! 受験の心療内科 試験中の吐き気で落ちる思考力低下のSOSサイン …

    アメブロ 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし 14日前

前へ
  • 1
次へ
親子の会話で成績が上がる?心療内科医が勧める「リファクタ効果」【受験専門の心療内科】
2024/03/29 10:58アメブロ

受験の心療内科 親子の会話で子供の成績アップ!リファクタリング効果 今日は、親子の会話に、メンタル医学で「リファクタリング効果(Refactoring)」と呼ばれている作用を取り入れることで、子どもの成績をアップさせる方法をご紹介します。 私は受験生を専門に診療している心療内科医として、日々、親子のカウンセリングに携わっています。その中で、子どもの成績をあげるには親子の会話がとても重要だということを痛感させられています。 しかし、子どもの教育のサポートは、単に親子の会話の時間を増やすというだけでは不十分です。成績アップに繋がる効果的なコミュニケーションの工夫と子どもへの踏み込んだ感情理解が求められるのです。 このコラムでは、「リファクタリング」というメンタル医学の大事な考え方と、これを利用して親子のコミュニケーションを向上させ、子どもの学業成果を向上させる方法についてご紹介します。 リファクタリングの力を引き出せば、意欲を高める、ストレスを生じにくくなる、疲労から回復しやすくなる・・・など多くの効果があることがわかっているのです。 「リファクタリング(Refactoring)」とは、心療内科医としてカウンセリングを行うときに積極的に取り入れているものです。ご家庭でも、親子の会話の中で、うまくリファクタリングの効果を活用すると、子どもの成績アップにとても役立ちます。 普段の子どもとの会話の中で、どのようなことに気を配れば、リファクタリング効果によって成績を上げられるのか、わかりやすいように、親子の会話の具体例を示しながら解説していきます。 「リファクタリング(Refactoring)」とは? 「リファクタリング(Refactoring)」は、日本語でもリファクタリングといいますが、無理に直訳すれば、「再構築」です。 コミュニケーションにおいて相手の発言や行動を再構築することで、より良い意味合いや理解を生み出すプロセスをメンタル医学ではリファクタリングというのです。受験生の親として、この心理学的なリファクタリングの手法を使うことで、子どもの成績向上に寄与することができます。 例えば、成績が下がったときに「頑張ってなかったのね」と一言言われた場合、この発言は子どもに否定的な影響を与える可能性があります。 しかし、リファクタリングを適用すると、親はその発言を再構築し、建設的なコミュニケーションを生み出すことができます。 子どもの心に寄り添うリファクタリングとは? 具体的な方法としては、子どもの考えや感情を尊重し、彼らの視点から問題を共有することが挙げられます。 成績が下がった原因を尋ねる際には、子どもの立場に寄り添った形で原因を尋ねることで、子供に自分自身の学習状況や課題について考える機会を与えることができます。 これにより、子どもは自己評価を行い、自己認識を高めることもできるのです。 例えば、成績が下がった時には次のような会話をしてみましょう。親:「成績が下がったね。どうして成績が下がったと思う?」子ども:「テストの内容が難しかったし、時間が足りなかったからかな。」親:「それは大変だったね。難しいテストに取り組むのは挑戦だったと思うよ。時間配分にも工夫が必要だね。次回のテストではどうやって対策するか考えてみようか。一緒に計画を立ててみるといいかもしれないね。」このような会話では、親が子どもの感情や考えに寄り添い、共感的な対話を行います。 子どもは自分の考えを言葉にすることで自己評価や自己成長を促され、次回のテストに向けた具体的な計画を立てることができます。 親が成績が下がったことを叱りつけるより、子どもの勉強の意欲にとっては、はるかに良い影響を与えているはずです。 私たち心療内科医は、カウンセリングを効果的に行うために、リファクタリングを心掛けるよう、研修を通して叩き込まれているのですが、一般のご家庭でも、リファクタリング効果を念頭に置いているだけで、親子の会話は、ずいぶん変わります。 子どもの自己肯定感を高めるリファクタリング効果! リファクタリング効果は、成果や取り組みを褒めるときにも力を発揮してくれます。 例えば、次のような会話をしてみましょう。 親:「頑張ったね!この科目の成績が上がったことを認めたいよ。」 子ども:「ありがとう。前回よりも頑張ったから、ちょっと成績が上がったかも。」 親:「それは素晴らしい!自分自身の努力が実を結んだんだね。続けて頑張っていけばさらに成果が出ると思うよ。」 この会話では、成績が上ったという成果を単にほめるだけではなく、それは自分が頑張ったためだと子どもに自己評価をさせています。 さらに、頑張ったことで成績が上ったということを、親もしっかりと言葉にし直して、子どもの脳に深く認識させることをしています。 これが、リファクタリングなのです。 これによって、子どもは努力すれば結果が出るということを再認識し、これによって自己肯定感がさらに高まります。 子どもは自分の能力に自信を持ち、さらなる成績向上への意欲を高めることができているわけです。 これがリファクタリング効果の大きなメリットなのです。続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

浪人地獄に落ちる受験生の特徴とは?親が救ってあげる方法を解説!【受験専門の心療内科】
2024/03/28 10:15アメブロ

https://www.akamon-clinic.com/浪人-多浪/ 受験の心療内科 受験生が浪人地獄に落ちるのを防ぐ親の対応とは? 今年の入試に失敗して浪人が決まった受験生やその親御様は注意してください。受験生が長期間にわたって浪人を繰り返し、「浪人癖」がついてしまって社会に適応できなくなるケースが増えています。 心療内科クリニックで問診をして私自身も驚いたのですが、中には10年以上にわたり東大を受け続けているという受験生も、これまで複数、診療した経験があります。 こうして浪人を繰り返すと、結局、引きこもりとなって、場合によっては老人になるまで定職につけなくなることもあり、これでは、まさしく浪人地獄です。 将来、そのようになってしまう受験生の特徴は、①志望校は一流大学のみ、②なのにスマホをダラダラ見ている、③模擬テストの合格判定はE判定ばかり・・・という3つが重なることです。 受験生の親は、このような事態を回避するために、どうすべきか?現役や1浪で一流大学に合格させるには、どうしたらいいのか? 受験生を専門に診療している心療内科医の経験と専門知識をもとに、わかりやすく解説します。 気がついたら10年以上も浪人生活・・・ 受験生の親御様に、ぜひ、知っておいていただきたいのは、今、長い年月にわたって浪人を繰り返してしまい、人生を棒に振ってしまう受験生が増加しているということです。 もちろん、初めから高い長い浪人生活を送ろう・・・などと思っている受験生は一人もいません。初めは、1浪して高い偏差値の大学に合格しようと心に決めます。 でも、それが失敗すると、今度は2浪してより高い偏差値の大学に合格しようと考えます。そして、また失敗すると、次は3浪して・・・、またまた失敗すると、次は4浪して・・・、次は5浪して・・・と、年々、浪人の回数が加算されていくのです。 受験生を専門に診療している私の心療内科クリニックでは、14年間も東大を受け続けた人、あるいは11年間も東大を受け続けた人など、驚くほど長い期間にわたって浪人生活を続けている方がご来院されたことがあります。 もちろん、ご来院された時点で私もベストを尽くし、可能な限り良い大学に合格して頂いています。ただ、長い浪人生活を経て一流大学に合格しても、その後の人生の展開にはかなり制約が生じます。 ご本人も親御様も、もっと早い時点で対策を講じていただいていたら、違った人生があったのに・・・と悔やまれます。 引きこもりを生み出す「浪人癖」のメンタリティー! 受験生も、受験生の親御様も、「長い期間にわたって浪人を繰り返すなんて、うちには関係ない話だ・・・」と思われた方が多いでしょう。 しかし、長期間にわたって浪人を繰り返してしまった親子を問診すると、初めのうちはいたって普通の受験生だったというケースが大半なのです。 現役の時は、最悪でも1浪で受験を終わらせようと考えているケースがほぼ全てです。 そして、実際、1浪の時は、少なくとも初めの数か月は真面目に予備校に通って、一生懸命に勉強します。 ところが2浪になると、浪人生活に馴れ合いになってしまって、予備校に通わなくなるというケースも増えてきます。 そして3浪目あたりから、受験勉強の名のもとに、自宅で引きこもってスマホを眺め続けたり、ゲームをやり続けたりするというのが目立って多くなってくるのです。 私は、こうした現象を「浪人癖」と呼んでいます。 こうした「浪人癖」がついてしまうと、大学生活は何とかなっても、卒業後に仕事を継続するということがとても困難になります。 そもそも浪人生活が長くて年齢が加算されてしまうと、良い条件での就職が困難になります。 ただ、それ以上に怖いのが、仮に就職できたとしても、雇用条件が不満だということもあり、真面目にコツコツ仕事をするということができなくなることです。 その結果、やがて仕事をやめ、長い浪人生時代に慣れ親しんだ自宅での引きこもり生活に戻るというケースがとても多いのです。 危険な「浪人癖」の特徴とは? 将来、このような「浪人癖」がついてしまう受験生には、いくつかの特徴があります。 現在は現役生であっても、その素地がないか、受験生の親御様には、ぜひ、チェックしていただきたいです。 注意が必要な受験生のタイプとは・・・ 1. スマホばかり眺めていて、熱心に勉強する素振りが見られない・・・。 2. にも関わらず、志望校は超一流大学で、偏差値の低い大学は眼中にない・・・。 3. 模擬テストを受けたら、志望校の判定はすべてE判定ばかり・・・。 受験生がこのようなケースの場合は、親御様は、たとえ1浪だけであっても、できれば浪人をさせないことをおすすめします。 このような状態で浪人しても、成績が伸びるのは、せいぜい、心機一転して一時的に受験勉強を頑張る4月と5月だけで、6月以降はもとに戻る場合が少なくないのです。 原因は脳の扁桃体の過剰な活動! ただし、誤解をして欲しくないのですが、このような受験生は一流大学への合格を諦めるべきだと言っているわけではありません。 心療内科クリニックの現場で診療していて、このようなケースでとても多いのは、受験生の脳の状態が不調続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

受験生の勉強無気力症候群!脳を刺激し勉強のヤル気を取り戻す方法とは?【受験専門の心療内科】
2024/03/27 09:41アメブロ

受験の心療内科 新型の勉強無気力症候群が増加!脳医学に基づく難関校合格の秘訣とは? 今日のテーマは「新型の勉強無気力症候群が増加!脳医学に基づく難関校合格の秘訣とは?」です。  超難関校を目指しているのに、まったく勉強の意欲が湧かない! 志望校は超一流の難関校であるにもかかわらず、いざ勉強しようと机に向かうと、勉強に対する意欲が全く湧かない。 夜はスマホを眺めて夜ふかし・・・。朝は朝寝坊・・・その結果、成績は低迷・・・。 このようなタイプの受験生が今、猛烈な勢いで増えています。  原因は「新型の勉強無気力症候群」  こうした症状を生み出す原因として急浮上しているのが「新型の勉強無気力症候群」です。これは、従来からある無気力症候群とは、明らかに異なります。 「新型の勉強無気力症候群」が従来からある無気力症候群と比べて最も異なるのは、無気力になる結果、願望や欲望も生み出されにくくならないという点です。むしろ、その正反対で、願望や欲望が暴走し、これによって受験生の苦悩が増すことも「新型の勉強無気力症候群」の特徴です。  従来型の受験生の無気力症候群とは?  「大学なんて、どこでもいい・・・」「家でゴロゴロできたら、受験なんてどうでもいい」 このような答えが、無気力症候群に陥った受験生から返ってきました。  新型の無気力症候群の違いとは  一方、新型の無気力症候群では、現状の学力をはるかに超える超一流の難関校に合格したいという強い願望が生じます。 そのこと自体は、受験生としてとても素晴らしいことで、私の心療内科クリニックでも、脳医学と心療内科学によって、そうした受験生の夢を叶えてあげるのが最大のミッションです。しかし、当然、すべて医学まかせだけでは超難関校には合格できません。 「新型の勉強無気力症候群」の場合は、勉強を実行するヤル気がわかず、そのギャップにより精神的な苦痛を感じるのが特徴となっています。親も本人も誤解! 心の未熟さではない、脳の機能の問題  多くの場合、親御様は、受験生が超難関校を目指しながら、ちっとも勉強をしないと、その原因は単なる心の成長の未熟さや、あるいは性格の問題と考えがちです。 だから、受験生を叱りつけることになるわけですが、それで勉強が始められるかというと、ほとんどの場合、うまくいかないのが実情です。なぜなら、その原因は、心の未熟さではなく、脳の機能の問題であることが多いからです。 そのため、親から叱りつけられることによるストレスや苦痛によって、勉強無気力症候群は悪化する傾向があります。  親から叱られると症状が悪化!  親から叱られると、その場では受験生は反抗しますが、多くの場合、受験生自身も心の内では自分が頑張れない人間だと悩みを深めます。その結果、自己肯定感を失って、さらに無気力になっていくのです。 しかし、実際には、勉強無気力症候群は脳の機能の問題です。だから、脳の機能を理解することで、はじめて解決への道が開けるのです。脳の核心: 扁桃体の過剰な刺激が原因勉強無気力症候群に陥った受験生に対して、専門の検査を行うと、特徴的な検査結果が出てきます。それは、脳の扁桃体と呼ばれる部分が過剰に刺激され、それが思考力を生み出す前頭前野の働きを抑制してしまうことを示唆するデータなのです。 扁桃体とは、脳内で原始的な欲望を生み出す中心的な役割を担っている中枢です。学力を超える超難関校に合格したいという原始的な欲望を生み出しているのも、この扁桃体の働きなのです。 一方、勉強を行う場合には、脳内の様々な領域を活用するものの、中心になっているのは、論理的思考力を生み出す前頭前野です。勉強無気力症候群の場合は、扁桃体が過剰に刺激される結果、前頭前野が稼働しにくくなっています。だから、勉強続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

受験生の自殺は親子の食事で防げる?心療内科医が教える食事中の会話の秘訣!【受験専門の心療内科】
2024/03/26 10:26アメブロ

受験生の脳医学 受験生の自殺を親子の食事で防ぐ方法とは? 受験生は、心身ともに厳しい環境のもとで勉強に取り組んでおり、もともと強いストレスを受けている人が多数派です。つまり、受験生であること自体が自殺のリスク・ファクターだといえるわけです。 さらに、それまでの努力が実らず、入試に失敗してしまった場合は、メンタルが受けるダメージは極めて深刻な状態に達し、中には衝動的に自殺を図るケースもあります。受験生が自殺を実行に移す前に、その気持ちに気づいて止めてあげられるのは、親御様だけです。 では、親は、どうやって、見極めればいいのか?どういう兆候が危険なのか?その見極めの鍵をにぎるのが、受験生の親子の食事です。 受験生を専門に診療している心療内科医として、お子様の命を守るために大事なポイントをご紹介したいと思います。 親がいきなり問いただすと逆効果! 受験生が悩みを抱えている場合、原因は、入試の不安や成績の低下が圧倒的に多いのが現状です。 もちろん、悩みを解決させてあげるには、より具体的に、悩んでいる内容の詳細について、親が理解してあげる必要があります。ただし、受験生から悩みの詳細を聞き出すには、注意点があります。 我が子が心配でならないというのは、尊い親心です。ただ、それが空回りする形で、多くの親御様は、真っ先に、悩みについて子どもに問いただそうとするわけです。中には、焦る気持ちが先走り、警察の取り調べのように問いただす親もいます。 たとえ、優しい口調で聞いたとしても、それで良いというわけではありません。 悩みを問いただされること自体が、受験生のメンタルを追い詰めることにもなりかねません。親の意図とは裏腹に、精神的な苦しみを悪化させてしまうことも多いのです。 思春期の脳は腹内側前頭前野が不安定に! 実際、親がいきなり問いただした場合は、それに対して、子どもが自殺したいという本当の気持ちを親に開示するというのは、現実には、ほとんどありえないことです。 「僕は模擬テストでこういう問題ができなくて、これではGマーチには合格できないから自殺したいんだ・・・」などといった具合に、誰もが親に対して率直にネガティブな心理状態であることを言葉で表現できるくらいだったら、この世に子どもの自殺なんて問題は起こりえないでしょう。 思春期の子どもが悩みだした場合、脳の腹内側前頭前野という部分の働きが不安定になっています。 その影響で、親がズケズケと問いただすと、子どもは逆に心理的に殻に閉じこもってしまい、落ち込む感情がより深くなってしまいうのです。 まずは一緒に食事をとること! 子どもは、なんだか深い悩みを抱えていそうだ・・・。 ひょっとしたら、自殺を図るということも、絶対にないとは言い切れない・・・。 親がそう感じたら、親が真っ先に行うべきことは、受験生の子供と、一緒に食事を取るということです。 親が、ただ子供と一緒に食事をとるというだけでも、自殺に対して、一定の抑止効果が働きます。 食事を一人で食べ始めたら自殺の黄色信号! 今どきの受験生は、自室にこもって一人で食事をとったり、ダイニングで食事をするにしても、家族と時間帯をはずして一人で食事をするというケースが少なくありません。 こうした孤独な生活習慣自体が、受験生のメンタル管理には大きな問題です。 ただし、特に注意していただきたいのが、それまで家族と食事をしていたのに、悩み始めたのと同じタイミングで、一人で食事をとるようになった場合です。 これは、自殺を図る黄色信号だと受け止め、ご家族は注意して見守ってあげる必要があります。 食事中に悩みを聞き出す秘訣はデザート! 親子で食事を取りながら会話するのであれば、受験生は、直接、問いただすより、心に受ける負担は遥かに軽いものになります。 ただし、私たちのように日々、受験生のメンタルと向き合っているのならともかく、普通のお仕事をしている親御様が尋ねた場合、食事中であっても、悩みの根幹部分については、なかなか口に出してはくれないものです。 そのような場合に、殻に閉じこもるお子さんの心を開かせるのに、とっても役立つ秘訣があります。 それは、食後に甘いデザートを一緒に食べながら、悩みを聞いてあげることです。 この方法で、それまで、親子の間でほとんど会話がなかったというケースでも、悩みを聞き出すことができ、対処をしてあげることで、もちろん自殺も事前に防ぐということが、多くのご家庭でできています。 血糖値の上昇が一時的に脳の扁桃体の暴走を止める! 食後のデザートを一緒に食べると悩みを話してくれるということには、脳医学的な理由があります。 血糖値の上昇と、舌で感じ取る甘いという感覚によって、脳の中で不安や不満といったネガティブな感情を生み出していた扁桃体という部分の暴走が止まるのです。 それによって、心を閉ざしていた受験生が、食後のデザートのときだけは、親に心をひらいてくれるわけです。 また、糖分と脂肪分を同時に取ると、脳内で快感ホルモンのドーパミンが出やすくなります。 この効果も、受験生の悩みを聞き出すのにプラスに作用するので、食後のデザートは、和菓子よりは、ケーキやパフェといった洋菓子のほうが、より悩みを率直に語ってくれるのに役立ちます。 日常的なデザートは摂食障害に続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

不登校は脳の「4月効果」で克服?心療内科医がすすめる新学年の迎え方!
2024/03/25 09:54アメブロ

受験の心療内科 4月の新学年は不登校脱却の好機心療内科の「4月効果」でメンタル対策 新学年が始まる4月は、不登校の生徒さんが学校に復帰するのに、1年の中で最大の好機です。 その理由は、クラスが新しくなるので通学を再開しても違和感がないから、不登校の生徒さんにとって心理的な負担が少ないということはあります。このことは、心療内科医が改めて指摘しなくても、どなたも想像がつくと思います。 しかし、心療内科医の観点から見れば、4月には不登校を克服させるのに役立つもっと別の効果も生じるのです。日本の4月特有の環境変化が、不登校の生徒さんの脳に刺激を与え、この作用が不登校の克服にプラスの作用をもたらしてくれます。これが「4月効果」です。 だからこそ、この脳の作用を最大限に味方につけるのが、4月に不登校を再開するための大きなカギとなります。 不登校の生徒さんの脳を救う「4月効果」とは何なのか?具体的には、どんな工夫をしながらその作用を味方につければ、学校への復帰を無理なく果たせるのか? 不登校の生徒さんの進学を支える心療内科医としての経験と専門知識をもとに、わかりやすく解説します! 受験うつ~どう克服し、合格をつかむか~ (光文社新書)(電子版) ストレスが増える受験期に、突然うつ症状を発症する人が急増している。うつで人生を狂わさないために、受験生本人や家族ができることは何か。受験生専門外来のがストレス管理や効率の良い勉強法を解説する。 4月の新学年は不登校克服の好機 私の心療内科クリニックは、不登校を克服して高校や大学に合格させることも、大事な診療活動の目的として取り組んでいます。 私のクリニックの実績でも、一年の中で最も不登校の生徒さんが学校に復帰することが成功するのは、新学年の始まる4月です 新学年の開始によってクラスのメンバーが一新されますので、不登校に悩んでいる生徒さんが登校を再開しても、周囲との関係で違和感が比較的小さくてすみます。 このことが不登校のを克服にプラスに影響するということは、どなたも想像がつくと思います。 ただし、4月に不登校が克服しやすいというのは、日本の4月に特有の環境条件がもたらす脳への刺激が、不登校の生徒さんにも大きく作用し、それが不登校の克服に大きく貢献しているという、脳医学的な効果も大きいのです。 不登校の克服を実現するために、具体的には4月の何が役立つのか? このことをしっかり頭に入れておいた上で、この作業をさらに大きくする努力を普段の生活の中で行うということが、不登校克服のためにとても重要だということです。 日照量の増加でセロトニンが分泌! 不登校を克服するための脳への刺激という観点で言えば、4月の環境で最も効果が大きいのは、日照量の増加です。 本格的な春を迎え、日照量の増加によって目の網膜に当たる光の量は飛躍的に増加します。オーストラリアで行われた研究によれば、この作用によって、脳内で癒しホルモンと呼ばれるセロトニンの量が増加するというデータが得られています。 セロトニンは人と人との関係の中で生じるストレスから心を守るという作用を持っています。学校のクラスという多くの人間が過密に存在している環境の中で、どの生徒さんの脳にもストレスは生じます 。 実際、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌量は、家庭にくらべ、学校内でほぼ全員、増加しています。特に不登校の生徒さんは、この割合が多いというデータが得られています。 これが不登校を増加させる大きな要因となっているのです。 このコルチゾールに対抗する作用を持っているホルモンがセロトニン なのです。その脳内における分泌が4月の日照量の増加によって増えてくれますので、登校のストレスに対抗する能力もアップしてくれるということです。 登校再開の秘訣は、まず外に出ること! 私は不登校に苦しむ生徒さんも含め、クリニックに来ることが困難な生徒さんを対象に、訪問診療も行っています。 その中で多く目にするのが、不登校が定着してしまった生徒さんが、学校に行かないだけではなくて、家から外に出ることもなくなってしまうということです。 網膜に当たる日照量の増加によってセロトニンが増加してくれるわけですが、逆に言えば、家に引きこもっていると、これによってセロトニンはより低下してしまいます。 だから、登校への心理的なハードルや脳の困難さは増加してしまうわけです。 登校を試みる前に、まずやるべきことは、家から外に出てみるということです。 ただ 散歩するだけでも結構です。 あるいは街に出てウインドショッピングをするだけでも結構です。続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

寝過ぎで入試に落ちる脳の劣化現象とは?【受験専門の心療内科】
2024/03/24 09:03アメブロ

受験の心療内科 受験生は注意!寝過ぎで入試に落ちる脳の劣化現象とは? 休日だからといって、ダラダラと朝寝坊している人は要注意です。 今回のテーマは、長時間、寝過ぎてしまったことによって脳に劣化現象が起き、それによって頭の働きが悪くなって入試に落ちてしまうという受験生が増加しているということです。 その原因となっているのが、「受験睡眠障害(Exam Somnipathy)」です。 受験睡眠障害は、なぜ起きるのか? どうすれば予防できるのか? わかりやすく解説するとともに、自宅でご自分ひとりで簡単にできる、その対策についてもご紹介いたします。 最後までお読みいただけると嬉しいです。 遺伝子に合致した最適睡眠時間とは? 身体にとっても脳にとっても、睡眠はとても重要なものです。 ただし、ただ単に長く眠ればいいというものではありません。 必要な睡眠の長さについては、かなりが一人ひとりが持っている遺伝子によって決まっています。 つまり、自分の脳にぴったり合致した最適睡眠時間は、一人ひとり異なるということです。 睡眠が不足してしまって入試に落ちてしまう受験生が多い一方で、睡眠時間が長くなってしまったがために、入試に落ちてしまう受験生も大勢いるということを、よく理解していただく必要があります。 浪人してしまった理由は過眠! 残念ながら現役のときは入試に失敗して浪人が決まり、今回こそは必ず志望校に合格したい…ということで、私のクリニックに訪れる受験生が大勢いらっしゃいます。 そのような場合に、まず、どうして前回の受験で落ちてしまったのか、その分析から始めます。 専門の検査とともに問診も行うわけですが、落ちた受験生ご本人としては、睡眠時間が長くなったために、受験勉強の時間が減って落ちてしまったと認識している場合も少なくありません。 確かに、長くなった睡眠に時間を取られて、勉強時間が減るのも問題ではありますが、過眠が本当に怖いのは、そんな程度のことではありません。 「受験睡眠障害」で試験中の集中力が低下! 睡眠障害というと、眠れない病気だと思っている人が多いのですが、過眠も睡眠障害の重要な症状です。 特に、受験生の脳を蝕む「受験睡眠障害(Exam Somnipathy)」には、過眠も多いのが特徴なんです。 受験生にとって最大の場合は、これによって脳の働き自体が劣化してしまうので、問題を解く精度が大幅に低下してしまうことです。 ものすごく大雑把に言うと、頭が悪くなってしまうわけです。 しかも、さらに受験生にとって怖いのは、ここ一番という最も大事なときほど、脳はそれに見合った集中力を実現できず、より脳の働きが低下する傾向があることです。 つまり、最も肝心な入試の真っ最中に、とりわけ問題が解けなくなるという、受験生にとっては、なんとも困ったタイプの脳の劣化を起こしてしまうことが多いという特徴があるわけです。 これでは、偏差値の高い大学に合格できるはずはありません。 寝過ぎで勉強の切り替えができなくなる! では、寝過ぎると、どうして脳にこのようなことが起こるのでしょうか? 最大の原因は、過眠によって、脳がしっかり勉強に集中するオンの状態と、脳に休息を与えてリフレッシュさせるオフの時間の切り替えをスムーズに行うことができなくなることです。 その結果、夜は長時間、ダラダラと寝続け、その裏返しで、日中はダラダラと起きている・・・。 いわば、勉強しているときも、脳の中は、半分は寝ているような、ボケっとした状態が続いてしまうわけです。 これでは、勉強が進むはずはありません。 入試の本番に破綻する過眠のトラブル! さらに怖いのは、脳内でオンとオフの切り替えが上手くできなくなると、究極のオンの状態にしなければならない入試の本番でも、半分、寝たままのような、能力の低い状態のまま試験を受けるはめになってしまうことです。 これでは、合格を勝ち取るためには決定的に不利になってしまいます。 特に、コロナ感染が広がって以降は、学校の休校などもあり、睡眠リズムが壊れてしまって、このような状態になってしまう受験生が激増しているわけです。 週末も含めて睡眠のリズムを回復すること! では、こうした状態から脱し志望校に合格するには、具体的にはどうしたらよいのでしょうか。 最も大事なのは、睡眠の適切なリズムを確立し、脳にオンの時間とオフの時間をはっきりと記憶させることです。 これによって、日中は脳がしっかりと オン の状態になるので、集中力を高めて勉強することができます。 また、夜は脳が完全にオフの状態になるので、深い睡眠を集中的にとることができるわけです。 そのために、週末もウィークデーと同じ時間に寝て、同じ時間に起きる必要があります。 光を目に入れながら朝食をよく噛むこと! さらに、起きたらすぐにベランダに出て、目に光を入れ、同時に体を動かしましょう。 朝食も、脳をオンの状態に切りかえるのに重要です。 しっかりよく噛んで食べるということが必要です。 流動食だけではダメ。 簡単に食べられるパンも、望ましくはありません。 ご飯をしっかり噛んで、脳を刺激しましょう。 また、話すということも、脳をオンの状態に切り替える上で大事です。 家族と一緒に朝食をとって、しっかりと会話をしましょう。 寝る2時間前からヤルべきこととは? これは基本中の基本ですが、夜は寝る前の2時間は、スマホもテレビもパソコンも、電続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

入試失敗の原因はスマホによるブレインフォグ?頭に霧がかかって学力低下!【受験専門の心療内科】
2024/03/23 10:30アメブロ

受験の心療内科 入試失敗の原因はスマホによるブレインフォグ?頭に霧がかかって思考力とヤル気が低下! 今日のテーマは「スマホの過剰な使用によって起こるブレインフォグ型の受験うつ」についてです。 今年の入試のシーズンも概ね終わりました。志望校に合格できず、今、悔しい思いをしている受験生も多いはずです。 浪人が決まり、来年に再起を図るため、脳の働きやメンタルを改善するために、私の心療内科クリニックを訪れる受験生も増えています。 今年の受験の経過について問診をすると、いよいよ追い込みをかけて勉強に励まなければならない時期に、逆に勉強時間が大幅に減ってしまった・・・。そして、気がつけばスマホばかり眺めていた・・・。そんな残念な経過をたどった受験生が少なくありません。その原因として、私のクリニックで専門の検査を行ったところ、「ブレインフォグ型の受験うつ」になっているケースが多く見つかりました。 「ブレインフォグ」とは、直訳すると「脳の霧」です。その特徴は、複雑なことを考えようとすると、頭の中が霧で覆われたような感覚になり、じっくりとした思考や理解ができなくなってしまうことです。当然、一生懸命に勉強しても、勉強の成果は上がりません。 また、脳内で意欲がわかなくなる状態になるため、勉強のヤル気も出なくなり、勉強時間は大幅に少なくなります。その結果、成績は低迷してしまうのです。 「ブレインフォグ」というと、新型コロナの後遺症としてなるものだと思っている人が多いようです。もちろん、そのようなケースも多いのですが、新型コロナだけが原因ではありません。いろいろな原因によって生じる「ブレインフォグ」がありますが、受験生に限っていうと「ブレインフォグ型の受験うつ」が多いという特徴があります。「ブレインフォグ型の受験うつ」には、もう一つ特徴があります。受験生自身は入試が近づいてきたら、勉強を頑張らなければならないということは自覚しています。だから、簡単に勉強を放棄して外出したり、あからさまに遊んだり休養を取ることはしないのです。 ただ、スマホを少し眺めて現実逃避することなら、精神的ハードルは低いと感じます。だから、ついついスマホを手に取ってしまうわけです。そして、一時的なものと思いながらも、結果的に勉強への戻りが難しくなり、気がつけば一日が続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

受験生の朝寝坊が治る?心療内科医がすすめる週末の朝食の効果とは?【受験専門の心療内科】
2024/03/22 09:38アメブロ

受験の心療内科受験生を早起き体質に変える方法とは?サーカディアンリズムの脳医学! 受験生は、脳の働きを高めて入試を有利にするためには、朝、6時に起床するのが理想だとされています。でも、思春期の世代は、この年齢特有の不安定な性ホルモンの作用で、脳が早寝早起きを本能的に苦手になる性質があり、放っておくと夜ふかし朝寝坊になってしまいます。 だからこそ、朝6時の起床を脳に無理なく定着させるには、サーカディアンリズムの脳医学に合致した対策が必要です。 その中でも鍵を握っているのが、土曜日と日曜日の朝食です。ぜひ、家族ぐるみでライフスタイルを見直し、受験生が第一志望校に合格できるように、万全のバックアップをしていただきたいです。 具体的に、ご家庭の何をどう変えればいいのか、受験生のメンタルを専門に診療している心療内科医の経験と専門知識を元に、わかりやすく解説いたします。 朝6時に起きる生活習慣が受験に有利な理由とは? 入試で良い点数を叩き出すには、朝6時に起きる生活習慣が有利になるということは、受験生や受験生の親御様だったら大半の方がご存知のことだと思います。 これには、もちろん、明確な脳医学上の理由があります。 入試は、朝9時ぐらいから始まることが多いものです。 論理的思考力を生み出す脳の前頭前野は、ベストの状態になるまでに、起床してから3時間ぐらいが必要です。なので、逆算すると、朝6時に起きるのが最も得策だということになるわけです。 ただし、入試当日だけ、朝6時に起きれば良いというわけではありません。 脳はサーカディアンリズムと呼ばれる1日24時間のリズムを刻んで働いています。入試に有利になるサーカディアンリズムを脳に定着させるためには、できるだけ早い時期から朝6時に起きる生活習慣を実践し続けるべきです。 さらに、学校の定期テストや模擬テストのことも考えると、できれば1年を通して朝6時の起床を徹底することが理想だといえます。 思春期のホルモンが早寝早起きを妨害する! しかし、受験生の年代では、早寝早起きを実践することは、決して簡単なことではありません。以前は、夜ふかし朝寝坊は怠惰によるものが多いと考えられていましたが、最新の医学研究によって、こうした考え方は否定されています。 思春期の年代では、脳が性ホルモンの影響を受け始める作用によって、夜ふかし朝寝坊になってしまうというメカニズムが、医学的に解明されているのです。 これ受けて、最近では、「スクール・スタート・レイター」と呼ばれる、学校の終業時間を思春期の脳に合わせて遅い時間帯に変えるべきだという社会運動が欧米を中心に世界で広がっています。 実は、私自身も、思春期の患者を診療する心療内科医としてこの運動に参加しています。入試についても、受験生の能力をより公平に判定するには、午後から行うべきだというのが私の考え方です。 しかし、「スクール・スタート・レイター」は欧米の各地で学校の始業時間を遅らせることに成功しているものの、少なくとも日本では午前中から入試が行われる習慣が変わる見通しはありません。 ですから、受験生も受験生の親御様も、本来の脳の生理に反して早寝早起きを断行するんだという強い覚悟と脳医学に基づく適切な方法を実践することが求められるのです。 受験生の脳を早寝早起きに変える週末の朝食! 受験生の脳を早寝早起きのサーカディアンリズム体質に変えるために、とても重要な鍵を握っているのが、週末の朝食、つまり、土曜日と日曜日の朝食なのです。多くの受験生が、ウィークデイと比べ、週末になると、起床時間がより遅くなってしまいます。 脳の中には、サーカディアンリズムを作り出している視交叉上核と呼ばれる体内時計の中枢があります。この部分が、週末に遅く起きることによってかく乱されてしまい、たとえ週明けの月曜日から早寝早起きの生活を再開しても、脳内では夜更かし朝寝坊のサーカディアンリズムが残ってしまいます。 だから、週末こそ早寝早起きを実践していただきたのですが、ただ、朝早く起きればそれでいいというものではありません。早起きをしたあとに、しっかり朝食を取ることが、サーカディアンリズムの修正にとても大事なのです。 定時の朝食がサブ体内時計を調節し朝寝坊体質を改善! メインの体内時計の役割は、脳内にある視交叉上核が担っています。ですが、消化器官にもサブ体内時計があり、特に朝食については、サブ体内時計がメインの体内時計に強力な影響を与えていることがわかってきました。 つまり、受験生が早寝早起きのサーカディアンリズムを脳に定着させるには、土曜日や日曜日に早く起きるだけでなく、起きてすぐ、しっかりとした朝食を取る必要があるわけです。 ところが、多く続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

受験生の憂鬱な感情が消える!「メンタル図解法」とは?心療内科医が解説!【受験専門の心療内科】
2024/03/21 09:47アメブロ

受験の心療内科 受験生の憂鬱な感情が消える心療内科のメンタル図解法 「成績が上がらない・・・」「勉強がつらい・・・」受験生は、なにかと憂鬱な感情に苦しむことが多いものです。 これを放置しておくと、脳の前頭前野の機能が萎縮してしまい、メンタル面に引きずられる形で、思考力や判断力など問題を解く能力も低下してしまいます。 特に大学入試に失敗して浪人が決まった受験生は、早期にメンタルを回復させないと、無気力が脳内で固定化されてしまうので、翌年の入試に大きな悪影響を与えてしまいます。 その対策として、メンタルをコントロールすることによって、誰でも簡単に憂鬱な感情を軽減させることができるメンタル医学の方法をご紹介します。それが、心療内科でも取り入れられている「メンタル図解法」です。 もともとは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療のための研究から生まれたものですが、憂鬱になって落ち込んでいる受験生の心を立て直すためにも大きな効果を発揮してくれます。 「メンタル図解法」を実践すれば、受験生の脳はどう変わるのか?具体的には、受験生は何をどう図解すればいいのか? 受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとに分かりやすく解説します。 模擬テストで憂鬱になる受験生! 受験生にとって、現時点での学力を知ることができる模擬テストはとても重要です。 模擬テストも成績が返ってきたら、最も気になるのが、志望校への合格判定ですよね。D判定やE判定といった残念な結果になったら、心の落ち込みはピークに達します。 もちろん、模擬テスト以外でも、受験勉強を続けていると、気分が落ち込んで憂鬱になることは、よくあることです。 でも、「メンタル図解法」によって憂鬱な感情を対処する方法をわかりやすくご紹介するには、具体例にそって説明したほうが理解しやすいですよね。そこで今回は、模擬テストの場合を例にとって説明していきます。もちろん、模擬テスト以外の原因で憂鬱になっているときも、同じ方法で対処できます。 図を描けば脳内の憂鬱が消える! 落ち込んでばかりだと、よけいに成績は悪化して、志望校への合格は、遠ざかるばかりです。では、どうすれば心を立て直すことができるのか? とっても役立つ方法が、脳科学の研究で明らかになってきました。それが、図を書いてみるということです。 図を書く???? 意外に思われた方が大半でしょうが、図を描くことが、感情の暴走を抑え、理性的に感情をコントロールするのに、とても役立つということが心療内科の研究でわかってきたのです。 記憶を整理すると心も浄化される! 模擬テストでE判定を取ってしまった・・・。模擬テストの問題を解こうとしたら、記憶したはずのことを忘れている・・・。 そんな嫌なことが起こった場合に、ネガティブな感情を漠然としたままにしておくのは、メンタルのマネージメントには良くないことです。 これによって気分の落ち込みが脳内で慢性化を起こしてしまうため、いつまでたってもポジティブな感情に戻れなくなってしまうのです。ところが、それが具体的に自分にどんなマイナスが及ぶのかをしっかり整理すると、意外にも、脳内ではそれに連動して、かえって気分が浄化される効果があるということが、メンタル医学の研究で明らかになってきました。 PTSDの治療にも応用される効果! 実際、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療では、あえて原因となっている事件や災害の状況を思い出してもらうというカウンセリングが行われています。 これは、目を背けたい嫌な記憶であっても、一旦は真正面から向き合うことで記憶を整理し直すと、心が浄化されるという効果を応用したものです。 もちろん、PTSDとは心が受けるダメージの程度が違いますが、受験勉強で起こる嫌な体験でも、脳への効果は基本的には同じ方向性にあるのです。 図解はセルフカウンセリング! もちろん、メンタル医学の専門家のカウンセリングを受けて、記憶を整理し直すのがベストです。 でも、ひと工夫すれば、受験生がご自分一人でも、あるいはご家族がほんの少し手助けをしてあげただけで、同じような効果が得られます。それが、自分自身の感情を図にして書き出すということです。 ご自分の感情を図解することによって、「セルフカウンセリング」ができるということなのです。これが「メンタル図解法」なのです。 図解が感情のコントロールに役立つ理由とは? つらい記憶を自分ひとりで思い出した場合は、感情に整理をつけることが困難です。ですから、むしろ、感情を暴走させてしまうことが多く、そのままでは逆効果です。 でも、図解すると、否応なく感情を整理せざるを得なくなる効果が働きます。こうした効果は、文章にすることによっても、多少は現れます。 ただし、図のほうが圧倒的に効果は大きいのです。 鍵をにぎる前頭前野の作用! 図にすると感情を整理する効果が大きくなる理由は、脳内で続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

落ち込む受験生が立ち直る親の会話術!心療内科医の孤独症候群の対策【受験専門の心療内科】
2024/03/20 08:57アメブロ

受験の心療内科 落ち込む受験生が立ち直る親の会話孤独症候群の対策が決め手 今日のテーマは、落ち込んでしまって勉強の意欲を失っている受験生のメンタルを立て直し、志望校への合格に導くために、親は何をすべきなのか、その対策についてです。 心療内科のカウンセリングを通し、受験生の落ち込みが長く続く原因が「孤独症候群」であることがわかってきました。その対策の決め手になるのが親子の会話なのです。 今どきの受験生は、メンタルがとてもデリケートで、ちょっとしたことでも傷つきやすく、それをきっかけに勉強の意欲を失ってしまいがちです。ましてや、入試に失敗するなどして、心の傷トラウマを抱え込むと、一気に無気力状態に陥ります。 さらに受験生が心の奥底で孤独感を感じていると、落ち込みや無気力状態が長期にわたって回復しないということがわかってきたのです。これが、「孤独症候群」です。 志望校への合格を勝ち取らせてあげるために、その対策として必要になってくるのが親の声掛けによる精神面への支えです。 ただし、そのやり方が間違っていれば、逆に子どもにストレスを与えてしまい、メンタル面の症状が悪化してしまうというケースも少なくありません。 落ち込んで意欲を失ってしまった受験生に、親は何をすべきなのか?メンタル医学との脳医学に基づいた観点からは、親のサポートはどうあるべきなのか? 受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と知識をもとに、わかりやすく解説します。 受験うつ~どう克服し、合格をつかむか~ (光文社新書)(電子版) ストレスが増える受験期に、突然うつ症状を発症する人が急増している。うつで人生を狂わさないために、受験生本人や家族ができることは何か。受験生専門外来のがストレス管理や効率の良い勉強法を解説する。 受験生のメンタルが崩壊する「孤独症候群」 落ち込んだ受験生のメンタルを親が早期に回復させてあげるには、まず、受験生のメンタルが、脳内でどのようなメカニズムで強くふさぎ込んでしまうのか、その本質をメンタル医学や脳医学の観点から理解しておくことが必要です。 親御様に頭に入れておいて頂きたいのは、受験生のメンタルが崩壊してしまう大きな要因が、実は孤独にあるということです。 ご自分の感覚としては、そんな実感は全くしない・・・という受験生のほうが多数派だと思います。しかし、メンタル医学の研究で、本人が気付かぬうちに、孤独がストレス耐性(ストレスを乗り越える精神力)を低下させる大きな要因となっていることが解明されてきたのです。 実際、心療内科医として長期間にわたって落ち込みや無気力から立ち直ることができない受験生のカウンセリングを行っていると、心の奥底に深い孤独感を抱え込んでいることがわかります。それが精神力の回復を妨げる大きな要因となっているのです。これが「孤独症候群」です。 様々なトラブルに見舞われて落ち込んでしまった人を分析した研究では、孤独を感じた場合に、落ち込む感情が長引き、そのまま無気力に陥ってしまうという傾向があることが明らかになっています。 仮に不幸な出来事があったとしても、どなたも一時的には落ち込むものの、同じ立場の仲間がいて、一緒に困難に立ち向かうというようなスキームであれば、落ち込んた感情は、比較的早期に回復し、意欲も持続しやすいというデータが出ています。 一方で、不幸な出来事は自分だけに生じ、それを乗り越えるための努力を自分一人で行わなければならないような状況では、落ち込んだ感情が長く続き、また早い段階で頑張るための心のエネルギーが枯渇してしまい、無気力感に襲われてしまうわけです。 この研究結果を受験に当てはめれば、学校でも塾でも、周囲のクラスメイトは、すべてライバルであり、極めてメンタル面が脆弱になるスキームに受験がすっぽり収まっているということになるわけです。 受験生か悩みを抱えた場合に、落ち込んだ感情が長く続き、そのまま無気力感に襲われてしまいやすいというのは、受験が抱える構造上の問題だといえるのです。 脳の扁桃体は孤独感で暴走する! では、受験生の脳は孤独を感じた時に、具体的には、どのようにな影響を受けるのでしょうか? 人間を含め、集団て生活を行う哺乳類は、脳の中で不安や不満を生み出す扁桃体が、周囲の仲間との間で連動して働く性質を持っています。 このため、孤独感を感じると、扁桃体はバランスの良い柔軟な働きを維持することができなくなります。 その結果、不満や不安といったネガティブな感情を極端に暴走させるということが起こってしまうのです。 このことは、受験生の親にとって、とても重要です。 大学受験の年齢になると、受験生は落ち込んだ時に、親に対して、「ほっといてくれ!」、「うるさい!」と言った暴言を吐くということがよくあります。 これは、扁桃体の暴走によって不満の感情が高まることによって起こるわけです。 その言葉をそのまま受け取って、放っておく親御様も多いのですが、これはメンタル医学の観点では、正しい対策とは言えません。 なぜなら、扁桃体の暴走を招いた孤独感が、より高まってしまうからです。 受験生のメンタルを支えるモデルとなる研究! では、受験生のメンタルを回復させ、志望校に合格させるには、親は、どのようなことをしてあげれば良いのでしょうか。 参考になるのは、スポーツアスリートを続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

浪人生が勉強を放棄したら、親はどう対処すべきか?【心療内科】
2024/03/19 10:13アメブロ

⇒ 「受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)」はこちらから! 受験専門の心療内科 浪人生が勉強を放棄したときに、親はどう対処すべきか? 浪人生が予備校に通うのをサボり始める・・・。かといって、自宅で熱心に勉強するというわけでもなく、スマホやゲームばかりしている・・・。 メンタルが脆弱な今の若い世代では、そのような浪人生が増えています。 この状態を放置しておくと、やがて、一生、定職に就けない脳と心になってしまうこともあるのです。 また、こうした受験生の中には、「受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome)」、あるいはその予備軍としての症状が出ているために、無気力になって勉強できなくなっている場合も少なくありません。 このような受験勉強の放棄ともいえる状態になってしまった浪人生に対し、親はどう対処すべきなのか? 受験生を専門に診療している心療内科医としての経験をもとに、受験生の実情に合わせた、親御様の正しい対処の仕方をアドバイスしたいと思います。 単なるサボりとは違う「脳の無気力」 浪人生が受験勉強の努力を、突然、やめてしまった場合に、原因が単なるサボっているだけだというケースが、全くないというわけではありません。ただし、今の若い世代に圧倒的に多いのは、脳が無気力になっているという効果 も少なからず働いているということです。 やらなければならないことを、ついついサボってしまうというのは、大人も子どもも、よくあることです。受験生だって、勉強をサボりたい気持ちは同じです。 でも、サボりたいだけで、全く予備校に行かなくなる・・・、全く勉強しなくなる・・・ということにはなりません。 「うちの子は、スマホやゲームは熱心にやっているので、無気力ではない・・・」と考える親子様が少なくないのですが、多くの場合、この見立ては間違っています。 スマホやゲームは、脳の意欲の中枢を活発に働かせる必要がなく、脳は受動的な働きのまま、ただ情報に流されるだけで楽しめるように設計されています。 いくらスマホやゲームができていても、医学的には、それで脳の意欲の中枢が健康な状態を保っているとは言えないのです。 これに対し、受験勉強は、脳の意欲の中枢を活発に働かせないと、できない仕組みになっています。 浪人生が、たまに勉強をついついサボってしまうという程度ではなく、受験勉強を本格的に投げ出してしまった場合、圧倒的に多いのは、脳が意欲を生み出す仕組み自体が、うまく働かなくなっていることが関与しているということです。 こうした受験生の中には、「受験・燃え尽き症候群(Examination burn-out syndrome」といった意欲を生み出す中枢の何らかの異常を抱えているケースもあるので、親御様は注意していただきたいです。 なんとしても死守したい健康な生活リズム! 浪人生が予備校に通うのを止めてしまった場合に、親御様が何としても死守しなければならないのは、お子様が健康な生活リズムを維持することです。 多くの親御様が目先の勉強に関心が向き、予備校に通わないなら自宅でしっかり勉強するようにと受験生に声かけをします。しかし、これはとっても危険なことです。 多くの受験生が、予備校に通わなくなると、夜中に勉強するようになります。 でも、実態を正確に言うと、夜中に勉強しているふりをしている…、あるいは本人が勉強していると思い込んでいるだけで、実際のところは、スマホやゲームにダラダラと時間を費やしている場合が大半です。 そして、その結果として、朝は起きなくなり、気がついたら昼夜逆転の生活となっているわけです。 脳の中にある意欲の中枢は、24時間のリズムを刻む「サーカディアンリズム」と密接な関係を持っており、生活リズムが壊れてしまうと、意欲の中枢はますます働きにくくなってしまいます。 これによる悪影響によって、健全な社会生活自体も行うことが出来なくなってしまう受験生は少なくありません。 その行き着く先が、社会と関わりを持つことさえできなくなる「大人のひきこもり現象」なのです。 この糸口となってしまっているのが、浪人生が予備校に通うのを止めて、昼夜逆転の生活に入るというケースがすごく多いということは、親御様には、よく知っておいていただきたいです まずは家から外に出すこと! 浪人生が予備校に通うのを止めて自宅に居続けるということは、脳の健康を保つ上でとても危険なライフスタイルです。 仮に予備校の授業が受験生にとって理想的なものではなかったとしても、毎日予備校に通うということ自体が、脳を健康な状態に維持するのに役立ってくれます。 もし浪人生に受験を続ける意志があるならば、自宅で勉強させるのではなく、少なくとも予備校の校舎まで行って、その自習室で勉強をさせるということが必要です。 ただ、多くの浪人生が、そのような場合に「もう受験はやめる・・・」というようなことを口にします。 多くの場合、それは本心ではないのですが、その場合は、短期間で良いのでアルバイトを続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

浪人生とゲーム依存の根本原因!デジタルドーパミンとリセット症候群とは?
2024/03/18 10:02アメブロ

受験の心療内科 浪人生とゲーム依存の根本原因!デジタルドーパミンとリセット症候群とは? 今日のテーマは「浪人生とゲーム依存の根本原因!デジタルドーパミンとリセット症候群とは?」です。 近年、受験生の間で「浪人」を繰り返すケースが増えていることをご存知でしょうか? その結果、やがて社会に適応できなくなり、長年にわたって家に閉じこもってしまうことが多いです。特に、ゲームにのめり込む若者が増えており、それが浪人を繰り返す脳になってしまう要因にもなっています。また、スマホの依存でも、同様の変化が脳で起こりやすいこともわかっています。 この記事では、浪人を繰り返す受験生の脳の中で、いったい何が起こっているのかを解説します。それをもとに、親としてどのように対応すべきかを考察します。 こうしたリスクの原因は、実は早ければ小学生の段階で生じています。中学受験や現役生のご家庭でも、将来のリスクを回避するために、ぜひ、この機会に理解を深めていただきたいです。デジタルドーパミンの作用ゲームは画面の刺激や達成感によって、脳内に「ドーパミン」という快感物質を分泌させます。このため、ゲームの刺激に脳が慣れてしまうと、地道な勉強の努力に対する報酬感が得られにくくなります。 これは、どういうことかというと、勉強は、脳に激しい情報処理を強いる行為なので、勉強が嫌いな人だけでなく、好きな人も含め、脳にとっては例外なくストレス要因となります。にもかかわらず、コツコツ勉強が続けられるのは、その結果、「勉強したぶんだけ知識が得られた」「ほんの少しかもしれないが学力が上がったはずだ」という達成感が脳内で生じるからです。 このとき、脳内で快感物質の「ドーパミン」が分泌されます。この作用が勉強によるストレスより上回るために、コツコツ勉強するという習慣が身につくわけです。 ところが、ゲームをしていると、こうした勉強によるドーパミンの量をはるかに上回る大量のドーパミンが分泌されます。また、スマホで楽しいコンテンツを見ているときも、やはり、大量のドーパミンが分泌されます。このように、デジタル機器の使用によって脳内に生じるドーパミンのことを、デジタルドーパミンといいます。 ドーパミンの脳への作用には、依存性があります。 覚醒剤は薬物の作用で脳内にドーパミンを分泌させるものですが、依存性があることは皆さんご存知の通りです。程度は異なりますが、ゲームやスマホによるデジタルドーパミンが依存性を持つことも、脳内で生じている現象は共通しています。 ドーパミンに依存性があるため、脳は大量のデジタルドーパミンにさらされると、勉強によって得られる少量のドーパミンには反応しなくなります。その結果、脳はコツコツ地道に勉強するということができなくなり、学力向上へのモチベーションが下がるのです。 浪人を繰り返す受験生に驚くほど多いのは、自分の学力より少し偏差値が高い大学には興味を示さず、学力をはるかに上回る超難関大学を目指そうとすることです。勉強はしないのに、志望校は超難関大学・・・。 これは、超難関大学に合格する自分の幻影によって脳内に大量のドーパミンを分泌させようとするからです。つまり、勉強はしないのに、志望校が超難関大学だという、一見、不可解な現象を起こす原因は、デジタルドーパミンの脳続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

自殺する受験生の母親の共通点とは?【受験専門の心療内科】
2024/03/17 09:18アメブロ

⇒ 「母原性受験ストレス」の解説はこちらから! 受験の心療内科 自殺する受験生の母親の共通点とは? 今回のテーマは、自殺を図る受験生の母親には、ある重要な共通点があるということです。 受験生の親御様に、これを知っておいていただいたうえで、それに対してメンタル医学に基づく適切な対策を取れば、受験生はストレスが大幅に軽くなり、自殺を防ぐことができます。 また、仮に受験生が抱え込んでいる苦悩が自殺を図るほどには達していなかったとしても、この対策を取れば、受験生はよりメンタル面が安定した状態で入試に取り組めます。 ですから、入試の本番で力を発揮できるようになるので、第一志望の大学の合格を勝ち取ることにも役立つわけす。 「ニュースSAKIDORI」(文化放送)と「ハッピーモーニング」(JFN全国ネット)という番組でお話しさせていただいた内容をもとに、解説した記事が今でもアクセスが多いため、加筆してアップデートしたものを再掲載させていただきます。 カウンセリングで浮き彫りになる自殺を図る心理! 自殺する受験生の親には重要な共通点があるということは、心療内科の現場でカウンセリングを行うと明確に浮かび上がってきます。 知っておいていただきたい共通点は、母親と父親の両方にあてはまります。 ただし、子供との心理的距離は母親のほうが近く、結果として、その影響も母親のほうが大きくなる傾向があります。 ですから、ここでは母親と記載していますが、まったく同じことが父親でも生じるということは、理解しておいてください。 私は心療内科クリニックでカウンセリングを行っていますが、①受験生+親、②受験生のみ、③親のみ・・・この3種類のカウンセリングを行っています。 それぞれ、受け答えや表情・仕草の特徴をメンタル医学の観点から分析して比較すると、受験生が自殺を図る心理が立体的に浮き彫りになってきます。 親の期待が受験に与える影響とは? 自殺を図ろうとする受験生の母親に共通して見られる特徴として、まず指摘したいのが、母親が受験生の子どもに抱く期待の中に、自分自身の虚栄心が透けてみえるということです。 誤解してほしくないのですが、親が子どもの受験に期待を抱くこと自体は、決して悪いことではありません。 大学受験の年代になると、照れくさいから「親なんて関係ない」と受験生本人は言います。 ですが、丁寧に心理分析をすると、親、特に母親を喜ばせるために合格したいという心理が、受験生には強く見て取れるのです。 これをバネに受験勉強を頑張るモチベーションとなってくれるので、親の期待はあったほうが良いわけです。 実際、全体としては、親が受験の結果に期待を抱いているご家庭のほうが、子供はより偏差値の高い志望校に合格している傾向があるのは間違いありません。 親の虚栄心が子どもの受験に与える影響とは? ただし、問題なのが、受験生への期待に、母親自身の虚栄心が入り込んでいる場合が少なくないということです。 子供が一流大学に合格して、世間体を良くしたい・・・。 ママ友に対して、子供の学歴で優位に立ちたい・・・。 親類の子供よりも、偏差値の高い大学に合格させたい・・・。 どんなに人間ができている方でも、心の奥底では、このような思いを多少は持ってしまうのは、人の親として致し方のないことでしょう。 しかし、こういう虚栄心が母親の心理に紛れ込んでいると、入試に対してピリピリしている受験生は、無意識のうちにそのことを敏感に感じ取り、脳内に特別なストレスを生じさせてしまうのです。 それが、「母原性受験ストレス(Maternal exam stress)」です。 これによって、脳の働きが低下し、入試で実力が発揮できなくなる受験生が多いのです。 また、それが積もりに積もると、自殺を図るという、最悪の結末を招くこともあるわけです。 親の自尊心の崩壊が子どもの受験に転嫁! 実は、さらに子どもの母原性受験ストレスが大きくなる、虚栄心よりもっと危険な母親の心理があります。 それは、子供と精神的に共依存の状態になり、母親自身の自尊心の崩壊を子どもの受験で紛続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

入試に失敗して家庭内暴力!受験生の脳の変調を心療内科医が解説【受験専門の心療内科】
2024/03/16 08:42アメブロ

⇒「家庭内暴力(受験生)」はこちらから! 受験の心療内科 受験生の家庭内暴力脳の実態とメンタル対策 家庭内暴力がエリートの受験生の間で激増しています。 特に今の時期は、入試に落ちてしまった受験生が、親に対して暴力を振るったり、暴言を吐いたりするケースがとりわけ増えています。 エリートの受験生と暴力はイメージでは繋がりにくく、意外に感じた方が多いと思います。私自身も、受験生を専門に診療する心療内科医になって初めて実態を知りました。 一歩、家庭から出れば、礼儀正しいお子さんばかりなので、家族以外の人にはわからないので、世間に広がることはないのです。 そのようなご家庭の多くが受験を優先し、暴力に耐えることで、なんとかやり過ごそうとします。でも、こうした先送りによって、受験生の脳で生じている不調を回復させる機会を失うことになっています。 これによって、脳の不調⇒成績悪化⇒家庭内暴力⇒脳の不調⇒成績悪化⇒家庭内暴力⇒⇒⇒・・・という悪循環のスパイラルに陥っているのです。 家庭内暴力をしてしまう受験生の脳では、いったい何が起こっているのか?メンタルを安定化させて志望校への合格を勝ち取るには、ご家族は、具体的には、どのような対処が必要なのか? 心療内科の最前線で受験生の家庭内暴力の診療に携わってきた経験と専門知識をもとにわかりやすく解説します。 受験うつ~どう克服し、合格をつかむか~ (光文社新書)(電子版) ストレスが増える受験期に、突然うつ症状を発症する人が急増している。うつで人生を狂わさないために、受験生本人や家族ができることは何か。受験生専門外来のがストレス管理や効率の良い勉強法を解説する。 実は受験生に激増している家庭内暴力! 受験生の家庭内暴力が激増しているというのは、世間ではほとんど知られていません。 だから、意外に感じる方が大半だと思います。 世間では知られていない理由は、受験生自身はもちろん、親も近隣の方に知られたくないので、口を閉ざすことになるからです。 私自身も、受験生のメンタルを専門に扱う今のクリニックを始めるまでは、まったく知りませんでした。 でも、現在では、こうした受験生親子が、大勢、私のクリニックを訪れます。 暴力を振るう受験生の人間像とは? 家庭内暴力は、教育水準の低い家庭で育った粗暴な子どもがやることだ・・・。 そういうイメージが一般的だと思います。 でも実態は、かなりかけ離れているのです。 私のクリニックにいらっしゃる家庭内暴力を振るう受験生の平均的な人間像はというと…、 ・お嬢様学校、または有名進学校に通うエリートの受験生 ・家庭から一歩、外に出ると、礼儀正しく、敬語がしっかり話せる常識人 ・心はとてもデリケートで、ちょっとしたことでも傷つきやすい性格 ・とてもプライドが高い ・東大や医学部など偏差値の高い大学を目指している などです。 だから、家族以外の人が見たら、家庭内暴力なんてまったく想像もつかないような受験生が大半なのです。 家庭内暴力に潜む「受験うつ」 受験を専門に診療している心療内科医として、ぜひ、皆さんに知っていただきたいのは、このような場合、家庭内暴力をしてしまう原因として、実は「受験うつ」が潜んでいるケースがとても多いということです。 家庭内暴力の原因は、子どもの根本的な性格に問題があるからではありません。 脳が「受験うつ」に陥っているために、病気が暴力を振るわせているだけだ…というケースが、圧倒的に多いのです。 それが証拠に、磁気刺激治療などで「受験うつ」を治すと、志望校への合格率が一気に上がるだけでなく、家庭内暴力もピタッと消えて消えてしまうということが起こるのです。 入試が終わるまで暴力をやり過ごすのは逆効果! 家庭内暴力は高校1年生やや2年生の段階で始まることも少なくありませんが、多くの親御様が、受験の合格が大事だと、入試が終わるまで、家庭内暴力を我慢して、なんとか、やり過ごそうとします。 これは最悪の対処だといえます。 私のクリニックでは、親御様に対するカウンセリングも行っています。 事情を伺うと、「暴力を振るうことで、子どものストレスが少しは解消すると思うので、入試が終わるまで我慢します・・・」とお話になるお母様が多数、いらっしゃいます。 わが子のために暴力さえも我慢する親御様の愛情の深さには心打たれる一方、脳医学的に言うと、これは、まったくの逆効果と言わざるをえません。 なぜなら、家庭内暴力によって、受験生の脳内では、ストレスがより強くなるからです。 暴力で受験ストレスはどう変化するのか? 世間では、嫌なことがあったりイライラしたりしたときに、暴力を振るうとスッキリして、ストレスが解消される効果があると信じている人が多数派でしょう。 果たしてこれは、脳医学的に真実だといえるのでしょうか。 そこで、暴力を振るった結果、脳内のストレスはどう続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

試験中の吐き気は思考力低下のSOSサイン!【受験専門の心療内科】
2024/03/15 08:22アメブロ

⇒「はき気・食欲不振(入試当日)はこちらから! 受験の心療内科 試験中の吐き気で落ちる思考力低下のSOSサイン 今日のテーマは、試験を受けているときに緊張して吐き気がした経験がある方は、それが、たとえ軽い吐き気であっても、脳の働きに注意していただきたいということです。 入試に失敗してしまい、とても悔しい思いを抱えながら浪人生活を送っている受験生も多いでしょう。もし、入試のときに、たとえ軽くても吐き気を感じていた場合、脳が不調に陥っていたことが入試失敗の原因だったのかもしれません。 「吐き気なんて我慢する・・・」という人も多いのですが、受験にとって困るのは、ただ不快だというだけではないのです。実は、吐き気を生み出す震源地になっているのは脳なのです。その中でも、特に脳の扁桃体が、試験の問題を解く能力に悪影響を及ぼしてしまうのです。 具体的には、吐き気を感じる場合、試験の問題を解くときに、脳の認知機能にどのような問題が生じているのか?脳の状態を回復させるために、ご家庭でできる対策には、どのようなものがあるか? 受験生を専門に診療している心療内科医としての経験と専門知識をもとに、わかりやすく解説します。 受験うつ~どう克服し、合格をつかむか~ (光文社新書)(電子版)ストレスが増える受験期に、突然うつ症状を発症する人が急増している。うつで人生を狂わさないために、受験生本人や家族ができることは何か。受験生専門外来のがストレス管理や効率の良い勉強法を解説する。 入試に落る吐き気には共通の特徴 浪人生活でメンタル面が不安定になり、受験を専門に診療している私の心療内科クリニックを受診してくださる方も大勢います。 このような場合、ご来院されると、昨年度の入試でどうして合格を取れなかったのか、専門の検査とともに問診を行います。 その場合、入試の時に吐き気を感じていたというケースがとても多いのです。 しかも、検査データと照らし合わせると、単に不快になったことで集中力が低下してしまったというだけではなく、問題を解くための脳の働きに深刻な低下が起こっていたと推定できるのです。 つまり、試験中の吐き気は、入試に落ちる脳になっていることを示す危険な兆候だといえるわけです。 逆に言えば、試験中に吐き気を感じた経験のある受験生は、胃だけではなく、脳についても対策を講じれば、合格に大きく近づくのです。 模擬テストに現れる前兆現象に注意! 現役生や高校2年生以下の人にも、ぜひ、注意していただきたいのですが、ご本人が気に留めていないだけで、こうした異変を入試の最中に起こしてしまう前兆が、半年前から、場合によっては数年以上も前から起こっているケースがけっこう多いのです。 それは、模擬テストや学校の定期テストを受けたときです。 そのとき、試験で緊張して吐き気がしたという方は、それが、たとえ軽い吐き気であっても、要注意です。 その後、入試が近づいて緊張感が高まると、それに比例して吐き気が強くなるのが一般的です。 さらに、それがマックスになるのは、間違いなく入試の本番なのです。 だから、当初はごくごく軽い吐き気だとしても、合格を勝ち取るためには注意を怠ってはいけません。 吐き気とともに脳の思考力が低下! 実は私自身も、受験専門の心療内科医になるまで知らなかったのですが、吐き気のために入試に落ちる受験生は、とても多いのが現実なのです。 もちろん、吐き気が辛くて問題を解くのに集中できなかったから入試に落ちた…という方もいます。 でも、それ以上に重大なのは、思考力そのものが落ちてしまうということです。 専門の検査を行うと、試験を受けているときに吐き気を感じる場合、脳の扁桃体という部分が過剰な活動をしていることがわかります。 これにより不快な感覚が生み出されるわけですが、同時に、扁桃体が暴走する結果、思考力を生み出す脳の前頭前野の活動が抑制されます。 その結果、入試の生命線とも言える思考力が深刻なダメージを受けるわけです。 吐き気は我慢できる程度だから大丈夫・・・などと甘く見ないでいただきたいのです。 特に起きやすいのが「思考の上滑り現象」です。 こちらについては、以下の解説をご一読ください。 入試に落ちる「思考の上滑り現象」とは?合格のための脳医学の対策! - 受験専門の心療内科【本郷赤門前クリニック】合格を勝ち取る勉強法&メンタル管理受験の心療内科 入試に落ちる思考の上滑り現象脳医学の合格対策! 受験勉強のギアを上げようとしたときに、受験生の脳の扁桃体に生じる危険な徴候があります。 それが、受験ストレスによって勉強中や試験中に起こる「思考の上滑り現象」なのです。 英語や国語の課題文を読解するとき、言葉の上面をつなぎ合わせただけの浅い解釈をしてしまい失点する・・・。 数学の問題を解くのに、…www.akamon-clinic.net 吐き気の悲劇は繰り返す! また、吐き気で落ちてしまった経験がある方は、翌年も、また同じ悲劇を繰り返すことが多いという傾向があることも見落としてはいけません。 なぜかというと、入試のシーズンが終わ続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』

吉田たかよしのプロフィールへ戻る