周来友のSNS
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中国の高速道路で道路陥落 施工中から事故多発か
今月1日未明、中国広東省梅州の高速道路の路面が18メートルに渡り崩れ落ちた事故で、これまでに24名の死亡が報じられてい…
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中国に留学するアメリカ人はわずか700人 焦る中国政府
米中関係の悪化による影響は留学生数にも大きく反映されています。中国メディア・参考消息(4月29日)は、現在中国に留学す…
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中国でも深刻なイジメ問題 警察が8人の中学生を拘留
日本では2022年に自殺した小中高生は514人と統計開始以降、過去最多となりました。子供たちが自殺する原因として学業不…
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浴衣を着ていた若者に批判殺到 歴史問題が背景に?
中国ではこの数年、着物や浴衣を着用した若者が次々に周囲の人々から咎められたり時には警察に連行されるう事件が多発していま…
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中国最高学府 人工知能研究の専門学部を創設
中国北京市で開催されている北京モーターショーでトヨタ自動車は、人工知能AIの分野で中国インターネット大手の騰訊控股(テ…
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まもなく大型連休の中国 日本での爆買いブームが復活か
歴史的な円安の影響もあり、訪日外国人の規模はコロナ禍以前の水準にまで回復し、街中でも多くの外国人旅行者を見かけるように…
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11歳女児への性暴力事件 男に殺人罪と同等の厳しい判決
「魂の殺人」とも言われる性暴力は、被害者のその後の人生に大きな暗い影を落とし、その精神的なダメージに一生苦しむ人も少な…
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上野千鶴子さん 中国作家との対談が大きな反響
中国では女性の社会進出が進み、男女平等について議論される機会も多くなっています。そんな中国で大きな反響を呼んでいるのが…
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タイで妻が謎の失踪 中国大ヒットサスペンス映画は実話だった!?
中国で昨年大ヒットした映画作品「消えた彼女」(中国語タイトル:消失的她)は、公開3ヶ月で700億円以上の興行収入を記録…
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親の扶養は強制的義務 ネットからは不満の声
民法877条1項は「直系血族および兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある」と定めています。子供が親を扶養する義務が法律…
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米中関係の悪化による影響は留学生数にも大きく反映されています。中国メディア・参考消息(4月29日)は、現在中国に留学するアメリカ人学生の学生数がわずか700名となっていることを報じました。
2000年に入り、中国の経済成長が加速すると、アメリカから中国への留学生は激増し、2012年には過去最高となる2.5万人のアメリカ人留学生が中国で学んでいました。ところが、この数年は米中関係の悪化やコロナの影響から、アメリカ人留学生の数は徐々に減少。現在はわずか700人程度となってしまったのです。
表向きにはアメリカとの対決姿勢を鮮明にする中国ですが、実際は関係改善を望んでおり、アメリカ人留学生を多く中国に留学生させ、知中派を育てていきたい狙いもあります。中国政府は昨年11月、今後5年間でアメリカ人学生5万人を中国に招待し、留学や学術交流を積極的に行ってほしいと、学費のみならず生活費など多岐に渡る多額の奨学金を支給していくことを発表していました。
現在、アメリカには30万人の中国人留学生が滞在しています。経済的支援を表明してもアメリカ人留学生が全く増えない中国。こうした原因がどこにあるのか、まずはよく考える必要があるのではないでしょうか。
日本では2022年に自殺した小中高生は514人と統計開始以降、過去最多となりました。子供たちが自殺する原因として学業不振が最も多いと指摘されていますが、子供は学校でのいじめを周囲に伝えることで報復されたり、更なる事態の悪化を招く可能性があり、恐怖心からSOSを出すのが非常に困難です。こうしたことから、いじめが原因であっても学業不振ということで処理されている可能性が高いのです。
中国でも学校内でのイジメ問題は非常に深刻です。こうした状況を打開すべく、中国ではイジメを犯罪行為として認識し、警察力の介入による解決が図られることが増えてきました。
中国メディア・広西チワン族自治区南寧市(4月29日)は、市内の中学校で壮絶なイジメが発生していたことを報じています。中国のネット上に今月投稿されたのは、市内の公園で撮影されたイジメ動画でした。この動画には、女子中学生が複数の同級生から殴る蹴るの暴行を加えられ、無理矢理服を脱がされたりと集団暴行する様子が収められていました。
こうした事態を受け、南寧市公安局は公式声明を発表し、女子中学生への暴行に関与した同じ学校に通う男女8人を拘留したことを明らかにしています。公安局は重大な傷害罪で刑事事件案件として現在、取調べを行っています。
「イジメ」、「パワハラ」、「体罰」という言葉を使用した場合、本来であれば犯罪行為として処罰の対象となる行為が柔らかく伝わってしまうことがあります。今回、中国の公安局はイジメという言葉を使用せず「犯罪行為」であると明確に説明しています。イジメ問題が発覚しても、学校や教育委員会が隠蔽したり、イジメ自体の存在を揉み消すなどのニュースも日本では伝えられています。児童の命を救うために、こうした警察力の積極的な介入も議論されてはいいのではないでしょうか。
「魂の殺人」とも言われる性暴力は、被害者のその後の人生に大きな暗い影を落とし、その精神的なダメージに一生苦しむ人も少なくありません。また、こうした性犯罪の加害者に対する刑罰があまりに軽いことも指摘されてきました。
中国では女性の社会進出が進み、男女平等について議論される機会も多くなっています。そんな中国で大きな反響を呼んでいるのが女性学研究の第一人者である上野千鶴子さんです。中国でも中国語に翻訳された上野さんの書籍は非常に好評で、130万冊以上売れていることが伝えられています。今回、上野さんが中国の女流作家・洪晃氏とオンライン対談した内容が中国でも大きな話題となっています。
民法877条1項は「直系血族および兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある」と定めています。子供が親を扶養する義務が法律で明記されている訳ですが、日本は社会保障制度が整備されているので、あくまで子供の可能な範囲での扶養義務ということになっています。一方、中国でも同様に子供が親を扶養する義務が法律で定められていますが、日本とは異なり強制的な義務という意味合いがかなり強いことが特徴です。
中国メディア・光明網(4月21日)は、親の扶養義務を果たさない子供2人について現地検察が起訴していたことを報じています。上海市内に暮らす80代の女性は、夫に先立たれ経済的に困窮していたため、日本の生活保護に相当する「低保」の申請を行っていました。申請にあたり、行政は女性の子供2人に対し扶養が可能か確認したところ、子供はいずれも母親の扶養を拒否し、収入証明などの提出も拒否したのです。
こうした状況について、行政からの報告を受けた検察局は子供2人に対し、収入証明の提出と扶養義務を果たすよう起訴することを決定したのです。子供たちは経済的理由から母親の扶養を拒否する構えをみせていましたが、結果的に可能な範囲で母親への生活費を支払っていくことが決まったのです。
中国のネットユーザーからは、「親から虐待を受けていた子供であっても強制的に毒親の扶養をしなくてはならないのか」「兄弟のいない子供の場合、1人の子供が両親と4人の祖父母を扶養していくことになる。行政や政治の責任は?」などの意見が寄せられています。
中国では一人っ子政策や晩婚化により急激に高齢化社会の波が押し寄せており、社会保障費が国家財政を圧迫しています。政府として、高齢者の介護について基本的に家族が責任を持ち、行政としては訪問ヘルパーの派遣を主軸とする制度となっています。親の扶養を強制とし、若者への負担を強いるこうした問題は今後、中国でも大きな社会問題となっていくのではないでしょうか。