山科薫のSNS

１８７２年、日本で実質徴兵制度ともいえる「徴兵告論」と

いうのが出されました。

その中に、「（国民が）生血を以て国に報する」という文言

がありました。これは「兵役」のことを言っているのだそう

です。

以来「兵役」のことを「血税」と呼ぶようになったそうです。

生血を国に捧げる。生血を「命」という意味に捉え、税金代

わりにお国に捧げる。理不尽な話ですが、まあ「血税」とい

う解釈は出来ますね。

１９４５年、第二次世界大戦が終わって徴兵制度が廃止され、

「税金」を強調した言葉としてこの「血税」という言葉が使

われるようになり、今に至っているそうです。

かつて加藤清正といえば、槍を持って虎と対峙している絵が

ポピュラーになっておりました。朝鮮出兵の際に「虎退治」

をしたという話が、独り歩きしていたためかと思われます。

そして例の絵は、『絵本太閤記』に実際に描かれていたもの

なのだそうです。

この『絵本太閤記』というのは娯楽読物としてかなり誇張さ

れたものなので、信憑性は薄いものです。なので加藤清正の

虎退治にしても、架空の話とされてきました。

ただ実際には、全くのフィクションでもありません。絵にあ

るように虎と1対1で対峙したというのは、まず嘘と考えて良

いでしょう。

ただ大きくて猛烈に強い虎なので、その肉が強壮剤になると

いう話は当時信じられており、秀吉に虎肉を献上しようと諸

大名が試みたそうです。そして加藤清正は、それに成功した

ということです。

虎は戦うとライオンよりも強いし、人間が槍を持って臨んで

も勝てるとは思えません。ただし単独行動が多い動物です。

従って、かつての戦国武将たちが集団で作戦を練って臨むと、

単独行動の虎を仕留めるのは可能だったようです。

徳川美術館には、２頭の虎の頭蓋骨が、所蔵されているそう

です。ただ兵庫県宝塚市の伊和志津神社には、不確定情報な

がら加藤清正が虎を生け捕りにして連れて来たという伝説も

あるそうです。

果たして生け捕りにした虎を乗せて航海をすることが果たし

て出来たのか、疑問です。一方で、日本にいる秀吉に大陸の

明にいる虎の肉を腐らせずに保存して帰るというのも、難し

い気もしますね。ただし加工して氷で冷凍してという方法は、

考え出していたのかもしれません。なのでまだ、信じられま

す。

尚、生け捕りにした虎ですが、大坂城内で飼うのは無理で、

神社の境内の隣りにある藪の中で飼っていたというのが、伝

説の中味です。

去年と内容は違うけど弱さの程度はどんどん近づいて行って

ますか？本日も負けた中日ドラゴンズの話であります。延長11回裏に

サヨナラ２ランを浴びました。

今のところ、借金が２。内容的に去年よりも得点は挙げているもの

の、今日の１４安打で３点しか取れないのは、弱い証拠です。立浪

監督は選手をいくらか育ててはいますし、補強の仕方とか

も悪くないので、決して否定ばかりはしません。しかし何せ勝負勘

は、ないですね。むしろGMに向いているかも。

サヨナラ弾を打たれたのは、勝野。出だしで使い過ぎたせいか、

最近冴えません。さらにカリステが燃料切れしているし、田中は

体力がそもそもないので、もっと休ませるなり打順を下げる

なりしないとね。

細川が好調を持続しているのと、昂弥が今日も代打で安打したのが、

せめてもの救い。明日は昂弥をサードのスタメンに、絶対起用する

ように、してください！⃞

現代においては、ストーカー被害に対して警察の対応が悪い

との評判が多く、苦しむ被害者が数多くいます。実際に殺人

にまで発展するケースも、しばしば見かけます。

それを考えると、江戸時代は今よりはるかにストーカー被害

を逃れる道が、確保されていたと言えます。何故なら鎌倉の

東慶寺や群馬の満徳寺など、縁切寺が数多く存在したからで

す。縁切寺は夫から逃れたい女性だけでなく今で言うストー

カーが駆け込む寺でして、そこに駆け込んでしまえば男性は

手が届かなくなります。

そこには一応条件があり、東慶寺の場合では3年間は尼さん

として寺で暮らすというのがありました。ただし抜け道もあ

りまして、３０両の金を払えば修行と労働が免除されたそう

です。今の金額だと、１５０万円弱となります。

そんな縁切寺なのですが、決して気の毒な女性ばかりではあ

りませんでした。夫の金を持ち逃げして縁切寺に駆け込み、

３年間そこで暮らし、出たら情夫をつくって再婚するという

女性も、数多くいたそうです。

縁切寺には、どのような事情があろうとも、男性が入ること

は出来ません。手出しもご法度でした。従って寺の前には、

未練があるだけでなく、財産を持ち逃げされてしまった夫が

呆然と立ち尽くす姿が、よく見られたということです。

２年前に故安倍晋三元総理がしていたのは、「１ドル３００

円になれば日本の景気は一気に回復する」という信じられな

いほどのバカ発言でした。

トヨタのクルマが３分の１で買えるだの何だと、色々のたま

わっていたようです。海外旅行も行きやすくなるだとか、と

にかく諸外国が日本をありがたがるから日本にとっても好景

気をもたらすとかいう理屈です。

実際には、日本をありがたがったのでなく、カモにしたとい

うことで、国力は円安と共にガタ落ちになったと言えます。

海外旅行だって、円安のせいで外国でのお土産を含めた経費

がかかり過ぎて行きにくくなっています。

まあとんでもない人物が、総理大臣をやったものです。しか

もそれを思考停止のネトウヨたちが過激に支持したおかげで

史上最長の在任期間を記録したのだから、酷い話です。

戦国時代は単なる武力合戦の戦いもありましたが、占術合戦

や呪術合戦となったものも数多くあったようです。そのため

全ての大名が占術師や呪術師を雇用して、戦地へ同行させて

いました。従って陰陽師も、この時代には活躍していたそう

です。

そんな中、武田信玄が信頼して雇用していた陰陽師に、判兵

庫という人物がいました。１００貫の知行を与えて、そばに

置いたそうです。

『甲陽軍鑑』に、その判兵庫の逸話があります。仕えて２０

年ほどになった１５６９（永禄１２）年、夜空に煙を立てる

ような怪しい客星が現れました。客星というのは、それまで

観測されなかった場所に突如現れた恒星のことです。

それがかなり長く居座っていたので、武田信玄が判兵庫にど

ういうことなのか、訊ねたそうです。すると兵庫は、答えま

した。

「これは天下怪異の星です。これから先，末世にて我が国で

は名門家が次第に滅亡するでしょう。そして武家の作法は失

われ、昨日の下人が今日は主となるでしょう」

下剋上と世の激変を予言しているのですが、同時に宗教や占

術もこれまでの常識が通用しなくなるからと言って、この後

優秀な陰陽師は現れないとまで断言してしまっているのです。

何ともネガティブではありますが、下人出身の秀吉が天下を

取ったり、行く行くは家康が武士の社会を変えてしまうわけ

ですから、鑑定が当たってはいるのです。

那須の２遺体遺棄事件ですが、２０歳の男２人が新たに逮捕

されました。これで死体遺棄に関する４人は確保されたわけ

ですが、この人たちは組織の下っ端であって、殺害などの主

要グループではありません。

佐々木光容疑者も言っているように、この４人の上にもっと

恐くて主要なメンバーがいることは、間違いありません。そ

して今逮捕されている４人は、どこまで事件の根本を知って

いるかわかりません。というか、知らないでしょう。

ただ動かされていただけで、被害者のついても全くわからな

いわけです。

元警察官のコメンテーターも「暴力団や半グレの感じはしな

い」と言っているようですが、あくまで彼らは日本の常識で

語っています。中国人だったら、どういうことなのでしょう

かね。

もし主要なグループが日本の組織なら、逮捕した４人の証言

を元にすぐに概要がわかるでしょう。しかし中国マフィアに

関係していたら、密出入国のノウハウもあるでしょうし、動

きの範囲が大きいので、一見杜撰に見えるやり方でも足がつ

かないのかと思われます。

末端の４人が逮捕されたところで、事件の内容も組織の内容

もわからないまま心理的に拘束されてやっているのだと思い

ます。なのでここから先こそが、警察の勝負かと思います。

元々日本にある田楽や能楽といった芸能は、呪的性質のある

ものでした。役者の演技や音楽で精霊を呼び、その力を観客

に分けるというものだったそうです。

そこにさらに肉付けをし、目的を拡大したのが、出雲阿国で

した。巫女でもあった出雲阿国なので、その能力を生かして

霊寄せや念仏踊りを芝居の中に多く織り交ぜていたというこ

とです。

出雲阿国には名古屋山三郎という武士の恋人がいました。か

なりのイケメンだったそうですが、３１歳という若さで他界

しています。そして出雲阿国の名と評価を大きく上げたのが、

その恋人の死後まもなくに行なった興行作品でした。

死別した恋人・名古屋山三郎を題材にし、彼の亡霊をヒロイ

ンが招くという構成を取ります。

「なふなふお国にもの申さん。われを見知りたまはずや。そ

のいにしえのゆかしきに、一世の宿を貸したまえ」

そう言って、名古屋山三郎が登場するところが、クライマッ

クスだったということです。

その後出雲阿国と山三郎の連舞で山三郎は成仏するという、

かなり感動的なフィナーレだったそうです。優秀な巫女でも

ある出雲阿国が作・演出で自らも出演するため、観客たちは

感動と功徳の両方をもらって帰ったとされます。

那須で見つかった２遺体事件。２人目の容疑者が、逮捕され

ました。佐々木光という２８歳の男性です。最初に出頭して

いた平山容疑者らに指示をしていた男で、平山容疑者が「怖

い人」といっていた人物と見られているそうです。

ただ印象として、主犯ではなさそうですね。もっと上で指示

している者たちが、いると思います。佐々木容疑者が悪全体

をし切っているとは、思えません。

平山容疑者は「怖い人」と言ったそうですが、怖いにも何種

類かありまして、喧嘩がやたら強いとか狂暴といった動の部

分と知能犯でボス的な凄みもある静の怖さ。どうも佐々木容

疑者の怖さとは、前者の怖さに見えます。

もっと上に、静の怖さをたっぷり秘めた人物なり組織もある

でしょう。

ところで被害者２人の国籍は、どうなのかな？国籍とかの話

をすると差別や偏見と誤解されがちですが、そういう意味合

いとは全く違って、国籍によって中国や台湾のマフィアが絡

む場合があるからです。

被害者２人は、他の店の妨害行為をしたり、就労ピザを持た

ない外国人を弱みにつけ込んで猛烈に安い金でこき使い、パ

ワハラもしていたなんて情報があります。もしそれらが本当

なら、相当な恨みを買いますし、表だけでなく裏社会の掟に

も触れて、処刑される可能性も充分にあります。

在日がいけないなんて、全く思っていません。そういう意味

ではなく言わせてもらえば、そうした在日の人たちが多く営

む飲食店街は少なくないです。そういう場所には必ず在日同

志のルールがあるそうで、それを守ることで店同士が円滑に

共存できるということです。何となく、わかりますね。

そしてそのルールを露骨に破る者がいた場合、最低限厳重注

意を、しかし酷ければ処刑される場合があると聞きます。

被害者の日頃の行ないが言われている通りに横暴で悪質だと

したら、ルールが露骨に破られていることになると思います。

そしてこの事件、裏にやはりプロ的な存在が暗躍しての犯行

に見えます。若い不良が４人や５人で出来る犯行では、あり

ません。ただし日本のヤクザや半グレのやり方とは、違う臭

いがあります。

中国マフィアかそれ系が、日本の素人ワルに雑用を指示して、

処刑までは自分たちプロの手でやった。殺すまではプロで、

その後場所を教え、「そこに死体が２つあるので遺棄してお

け」と命令する。

という構図のように思えるのですが、どうなのでしょうか？

１１８１（養和元）年、平清盛は熱病に侵され、そのまま死

に至っております。病名は憶測でしか伝わっておりませんが、

その症状はよく語られております。

『平家物語』には、「身の内熱きこと火をたくが如し、臥し

たまえるところ四、五間が内に入る者は熱き耐えがたし・・」

といった具合に書かれています。

部屋中が熱くなって人が近づけないほど、なんていささか茶

化した表現になってはおりますが、かなりの高熱が出ていた

のは確かです。

後年の江戸川柳でも、「清盛の医者は裸で脈を取り」なんて

形でやはり冷やかしています。他の記録も照らし合わせた推

測ですと、４２度以上の高熱が出ていた可能性が感じられま

す。

そのことから、清盛の死因でよく言われるのが、「猩紅熱（

しょうこうねつ）ではないか？」という説です。この病気で

は、４５．６度まで上がった例があるとされています。

ただしこの猩紅熱というのは、伝染病です。他の人に伝染す

る可能性が多々あるのに、そうした事実があまり語られてい

ません。まあ人が近づけないというのは、「隔離」のような

処置もされていたのかもしれません。

なので仮に隔離処置によって感染が防がれていたのか、実際

には感染者がいて秘匿されていたとしても、猩紅熱の場合は

見た目に顕著な症状が出ます。舌が赤く腫れる。全身に鮮紅

色の発疹が出る。といった具合です。

高熱に対する上記のような冷やかし方を考えると、発疹や舌

の腫れなどがもし出ていたらそれも大いに冷やかしの対象と

して何かに書かれると思います。そうした表現がほぼ見られ

ないところを見ると、猩紅熱ではなく重度のインフルエンザ

だった可能性もあると思います。