スタスケ

佐藤滋 さとうしげる

誕生日
1974年12月26日
星座
やぎ座
出身地
新潟県
血液型
AB


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    1500走の結果は、5分6秒でした。30歳から測ってきて、今までで一番遅いタイムでした。仙台の、雪が積もったグラウンド…

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    もう、少し前のこととなってしまいましたが、青年団「日本文学盛衰史」終わりました。本当にありがとうございました。たくさん…

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金曜日と土曜日について
2019/04/21 18:09アメブロ

1500走の結果は、5分6秒でした。

30歳から測ってきて、今までで一番遅いタイムでした。仙台の、雪が積もったグラウンドで吹雪の中走った時よりも遅い、今までで一番遅いタイムでした。

〇〇〇〇〇〇〇〇

前日の夜、ちからの店に行きました。ちからは荻窪で美容室をやっています。中学時代からの友達です。いつも閉店後に(タダで)切ってもらっています。

ちからとふたりで店内で香港焼きそばを食べて、ブルーハーツを聴きながら、パーマをあてました。


ブルーハーツを聴きながら、実を言うと本当に、ここんとこずっと、調子がよくなかった自分の話を、聞いてもらっていました。

仕事の後で疲れてるはずなのにちからはいつも、嫌な顔ひとつせずに僕の頭をカットしてくれます。そしてちゃんと話を聞いてくれます。僕自身が自分をバカにして話す自虐的な話でさえ、「そういう時もあるて」と、笑わずに聞いてくれます。

この夜
店内のスピーカーから『情熱の薔薇』が流れてきて、僕が涙目になった時にだけ、笑いながらタオルを投げてよこしました。

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

次の日
昨日、土曜日は、とても天気がよくて
僕は準備をして、電車に乗って、1500m走に向かいました。

大久保の車は、いつもの待ち合わせ場所に停まっていました。
助手席のドアを開けると、車内にはブルーハーツの『人にやさしく』が、流れていました。

陸上競技場に向かう途中で
大久保はにやにやしながら「今年はダメなんじゃない」と言いました。僕もにやにやしながら、「いや…」とだけ、言いました。


〇〇〇〇〇〇


トラックでは間もなく、車イスの選手たちの練習時間が始まってしまう、とのことで、第一レーンが使えるのは今しかないです、とのことで
10分足らずのアップで、よし、今しかない行こう、と言って、
いつになく(過去に長い時は走り出すまで一時間近くかかったこともありましたから)、少し急ぎ目でスタートしました。



最初の300m、リラックスして走ったつもりが、自分としてはかなり早目の47秒。
多分、ただただびびっていたのかも知れません。
1500mを5分、ならば、単純計算で100mを20秒ペースでいいわけです。300m ならば60秒。
つまり、この時点で僕は13秒も貯金があったにも関わらず

ここからのペースダウンは尋常ではなく
ラスト一周の時点で貯金が0
でもつまり、ここから100m を20秒ペースで走りきればなんとか 大久保は行け、行ける、行け、と叫びながら、バックストレートのところまで並走してくれて、
その声を聞きながら僕は、喉の奥から、泣き声みたいな情けないあえぎ声をあげながら走り
大久保はあわててゴール地点に戻り、またそこから僕はひとりでラスト300m、自分の体が全然言うことをきいてくれないのを感じながら、視界は涙でゆらゆら揺れながら

ラスト100m、
毎年の感じならば、ラスト何秒と秒読みしてくれるはずの大久保が、ただただ叱咤の声だけを張り上げていて
ゴールして、倒れこんでげほげほしながら、いつまでもタイムを言わない大久保に
ダメだったか、と訊けば
イヤ~といいながら
大久保はストップウオッチをみせてくれました


〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇


いつもの陸上競技場をあとにして
いつものガストに行きました
僕はチキンの定食を、大久保はチーズハンバーグの定食を、そして二人ともチョコレートパフェを食べて
そしてたくさん、いろんな話をしました

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

夜、
星から電話をもらいました。
星は高校時代からの友達で、今は地元でスポーツトレーナーをやっています。つい最近、それこそ20年以上ぶりに再会して、その時この1500m走の話もしていて
今回も、「走る日にち決まったら教えて!」と言ってくれていて、相談に乗ってもらったのでした。
…とはいっても、土曜日に走ることを月曜日に決めて、それを報告した時、「えらい急だな…」と笑ってましたが
ろくに準備もしてないことや、今の体の状態も正直に伝えて、その上でアドバイスをもらったのですが、
その時、星は、
「今回ダメでも、それを生かして次、切れればいいんだから。せっかくおもしれーことやってるんだから、やけくそでやんないでちゃんと続けなよ」
と言ってくれていたのでした。


今回の結果を電話で伝えると、星は「それは戦略的なミスだ」と笑って言いました。

「年のせいで体力が落ちたから、とか言い分けしちゃダメだ。
これは、準備不足と戦略ミスなんだから。」
と、星は真面目な声で、言いました。


〇〇〇


金曜日と土曜日は
とてもいい時間でした
5分、切れなかったけど、すごくよくないタイムでしたけれど
金曜日と土曜日
とてもいい時間でした



前回、走り終わったとき
僕は「とりあえず50歳までやるわ」と言いました
大久保は笑って「いいぜ、付き合うよ」と言ってくれて
そして
ただし、
二回連続で5分切れなかったら終わり
と、決めたのです。


秋にもう一度走ります。



その時までの僕の携帯電話の待ち受け画面はこれです




今度の土曜日について
2019/04/18 17:27アメブロ

読んでくださってありがとうございます。滋です。



今度の土曜日、
例の(?)1500m走の計測をやります。
急な仕事が入ったりしなければ、お天気は関係なく必ず、やろうと思っています。

…例の、というのはですね…
これは、たびたびこのブログに出てくるのですが、
僕は毎年、1500m走の計測をやっているのです。5分以内で走るのが目標です。30歳の誕生日の日から毎年(怪我でサボった年もあり)やっています。

今年も誕生日からずれにずれて、もう4月ですが、一応、今年の分です。


走走走走走走走走走走走走走走走走


あっ
そう、こないだ
例の(?)ポエム会をやりました。調べてみたら、なんと5年ぶりでした。

…例の、というのはですね…
僕は「ポエム会」、というのをやっているんです。それは、何人かで地下の稽古場に集まって、詩を書いたり読んだり、詩を書いたり読んだり、ちょっと酒を飲んだり、詩を書いたり読んだりする会です。5年ぶりでしたが、すごく楽しかった。
初めて会う方もいて、でも自己紹介もほとんどやらず(お名前だけは聞いて)、
だけど、どんどん詩を書いて読んでを繰り返していたら、名前しか知らないその人のこと、すごく身近に感じたりしました。
すごく楽しかった。


そういえば
会のはじめにみんなに、自己紹介がわりに自分の好きな詩をひとつずつ、朗読してもらったのですが、
そこで、
ブルーハーツのリンダリンダを朗読してくれたひとがいました
思わず泣いてしまいました


詩詩詩詩詩詩詩


何年か前に
こっそり詩の朗読の大会に、出場したことがあります。
深夜バスに乗ってひとり、名古屋まで行きました。
当然決勝までいくつもり満々だった僕は、決勝進出までに必要な数の詩をちゃんと用意して行ったのですが
あっさり一回戦で敗退し、結果、詩はひとつしか読めませんでした。
…わざわざ名古屋まで行って…いや、それはいいのですが…………いや、全然よくなくて、僕はその後、ぶーたれて、でもすぐ帰ったらなんか負けな気もして

コートのフードを被ったりしながら客席に座り(灰色のコートだったのできっと、ねずみ男みたいだったことでしょう)
最後の決勝戦まで全部を見届けながら、ずっと心の中で他の参加者の詩に対して毒づいていました
「…これが詩かよ!」
「こんなの、ただのコントのネタじゃねえか!」
「ここじゃなくてR-1に出なさいよ…」
「詩ってものはもっとこう、さ…」


詩ってものは、

詩ってものは…



…詩ってものは!??

………………………

東京に戻ってから僕は落ち込みました
深夜バスで寒くて風邪引きながらわざわざ名古屋まで行って一回戦で敗退したことについて、ではなく(それも多少ありますが)

僕が他の出場者の詩に対して
それが詩かよ!?
なんて、心の中で毒づいていたことに

あれも
あれも
あれも
全部、詩だった
思わず笑っちゃったよくできたコントみたいなやつも
聴いてて辛くなるほどの告白も
女の子が号泣しながら読んでいた手紙も

詩を、読みます
といってマイクの前に立ったそれぞれの人たちの
それは全部、詩でした
間違いない


〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇



詩がなんなのか
僕は本当はわからないです
演劇とは何か も
演劇をやっているのに僕は説明できないし

わからない
わからないが、つながる
誰かの すべての生活とかにつながる
わざと各駅停車に乗って夕方の海に向かう今の、僕の、わざとらしさにつながる
わざとらしさに照れもせずに僕は言う

僕は役者です
これは演劇かもしれない



〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇


1500m走を毎年、測っています
5分以内で走ることが目標です
毎年
親友に付き合ってもらって
二人でわざわざ陸上競技場まで出かけて

僕が走っている間、ストップウオッチを持った親友に、大声で(まったく大したことのない)タイムをずっと読み上げてもらって

一秒、二秒、に
オジサン二人 一喜一憂して


これはなんなんでしょう
これは



走走走走走走走走走走走走走走走走走走



これは
詩です
僕のポエムです


これは演劇です
これは

僕は役者です
今度の土曜日、僕は出かけていって
ぶざまなフォームと半泣きの顔を晒しながら、1500m走を走ります

そう台本には書いてあるんです


ト書きには
5分以内で と

そう書いてある





春になりました について
2019/02/24 13:06アメブロ

春のにおいをかいだのでもう誰がなんと言おうと、雪が降ろうと、もう
「冬にしてはあったかい日」、
ではなく、
「春にしてはちょっと寒い日」
ということにして
います 数日前から

時間が過ぎるのが早すぎるよ、なんてこった、
という意見がたくさん僕の耳に届いています
確かにそうだけれど
不意に、何でもないことを、自分の人生において特に劇的でも感動的でもない何でもないことを、
思い出すことがちょいちょい あります


あれ、そっか

あれも あれも
僕の思い出だったか


ふんわりと、仲間外れをふんわりと怖れていた小学校の教室 休み時間 全く興味がなかったプロレス、観てるふりして話を合わせていた
あれも 僕の思い出だったか


上京して、
今まで、普段着はジャージしか着てこなかった自分の私服が
致命的にダサいであろうことに薄々気づいてはいて
でも、じゃあ、何をどこで買ったらいいのかそれが全くわからず
町田駅のそばの商店街で立ち尽くした(そのあと、結局諦めてゲームセンターでピンボールをやっていた)
あれも僕の、思い出か(今でもおしゃれとはほど遠いですが)




あの時や
あの時や
あの時

それぞれの時に頭にいっぱいになっていた僕の悩みは、いろんな色で
綺麗な色のものや濃い目の色のものばかりを、本棚に揃えて並べてありますが
床に散らばっている
あるいは宙に浮いている
比較的ショボい日々にも うっすら色はあって


例えば初めての子供部屋(そうかあれも僕の思い出か)は、兄貴の部屋と壁半分が開いてくっついていた 兄貴のラジカセからはいつも尾崎豊が聴こえていて
初めての独り暮らしの部屋の
酔っ払った友達がゲロ吐いた畳のしみ ざらざらの砂壁

お前のは論文じゃないただの読書感想文と日記が混ざったものだと言われて ヘラヘラ笑っていた僕の、卒業論文


ヤンキーに絡まれた駅前の公衆電話ボックス

格好つけて何度かだけ行ったジャズ喫茶


トラックが落としていった鉄の杭を、ただひたすらハンマーで打ち続けた 炎天下の埋め立て地

カウンター席で
素うどんを食っていた僕に、刺身やビールやビールやビールをおごってくれた
知らない土地の知らないおじさん


道ばたで似顔絵描いてた大きな眼鏡をかけたおばさん
そのあと芝居を観に来てくれたおばさん


場所も人も
通りすぎる
嫌いでも好きでも
大切でもおざなりでも
何度会っても
一度きりでも
そっか
あれもあれもあれも僕の思い出か
信じられないけどたくさん時間があったよ


春に
少しだけ
時間が止まる、

そういう時がある、そんな気が
僕はしていて
ぶっ壊れたコンピューターのように
思い出のデータがばらまかれます
そして驚く
あれもあれもあれもあれもあれも
全部 僕の思い出だったのか
どんなにしょぼくても
すごいや

なにがすごいのか絶対、全然、わからないけれども

すごいや










また明日、について
2018/11/28 23:31アメブロ

今日
カギをかけずに止めておいた自分の自転車に
考え事をしながらカギをかけて、またがって
急いで走り出そうとして勢いよくペダルを踏んで、もちろん自転車は動かず
思いきり顔から転びました
そしてきれいな右ストレートをもらったかのように
口の中を切りました

はぁぁ心臓が、バクバクしました
びっくりした…
心の中で
自分に怒鳴りました
「オマエ…ダイジョウブカ…オ・チ・ツ・ケエー!!」


予定を変更して
出掛けるのを止めて
口の中の傷をペロペロ舐めながら
これを書いています

お元気ですか
僕は、元気です

………………


居酒屋のお座敷で
盛り上がっているお酒の席を邪魔しないように、みんなに気づかれないように自分の荷物をかき集めて 靴箱の木札も持って
近くの友達だけにゼスチャーでそっと『帰るね』と伝えて(でもお会計は、幹事の人にちゃんと、少し多目に渡してあるのです。トイレに立った際に目立たぬように)、
そして、いつの間にかさりげなく
帰っちゃっている人

「あれ?あいつ、いつ帰ったの??」
「あいつめ…」

みんなが気づく頃には、もう
終電より少し前の 各駅停車に乗っていて
すいている車内で文庫本を読みながら、家路につく人


そう、
飲み会が嫌いな訳では決してないけれど
いつも、気づいたらそっと帰っちゃっているあの人
みたいですね


秋って


どうぞどうぞ、と
冬に席をゆずって いつの間にか
秋は、自宅に帰ってしまいました

そういえばこないだ町の中で クリスマスソングを聴いてしまったのですが
いくらなんでもそれは早すぎやしないかい まだ11月
先に帰ってしまったあいつの話とか、
今はまだ してようよ

控えめで
マイペースだけれどとてもいいやつ
雲ひとつなかった少し薄い色の青い空
鼻から吸い込んだら少し冷たい空気



※写真は、こないだ実家に帰って母親と二人で山を散歩していた時、偶然出会ったニホンカモシカです。草むらからのんびり出てきて、すぐそこで草を食べてました。モ~って言ってました。

…………………


カレンダーが最後の一枚になりました
やり残したことはいっぱいあります
あれもこれもしていない
あの人にも
まだ会えていないし

…………

僕よ
寝る前にYouTubeで漫才を観るのももちろんいいけど
今日やれたこと やれなかったことに 少しの時間 想いを馳せて

明日に 想いを馳せて
そして積極的に 寝れ

また明日

みなさんも
また明日、ですね


また明日














秋、秋について
2018/10/24 13:07アメブロ

僕は
ただ生きているだけで誰かに迷惑をかけて、
やりたいようにやりたいと動くことで誰かに負担をかけ
夢見ることで誰かに心配をかけ
らしくありたいとか思うことで誰かをイラつかせ

生きてるだけで
誰かを傷つけています


と、
とか、
書くことで

ちゃんと自覚があるのだからちょっとは多目に見てほしいな という、ずるい自分
に、までは
どうにか気がついていることを今 素直に書こうと思っています

と思って顔をあげてみて



雲雲雲 雲



秋の空は
いいですね
遠くの雲もとてもいい感じ
とはいいつつあの日もあの日もあの時も、
多分僕はスマートフォンをいじっていたから 見過ごしていたかもしれない

もう二度と同じにはならない雲


「夏が好きなんだ」とよく言う僕は
でも夏の何が好きだったのか、もうよくわからず
いなくなってしまった今では
夏がどんな姿をしていたのかすら
もう思い出せない
なんてあっさりとした去り際なんでしょう
遠く 小さくなった夏の後ろ姿を
いつまでもぼんやり未練たらしく見ている僕の隣にはいつのまにか
秋が並んで立っています
お互いの顔を見ずに
「行っちゃったね」と呟きあいながら夏を見送って 夏の後ろ姿はさっさと見えなくなって


今さら 目があって
お互い気恥ずかしくなりながら「どうも」と首だけのおじぎをして


雲雲雲雲雲雲雲


秋が始まっています
秋が始まっています!
秋が!
始まって!
いますよー!!



※誰もがわかってらっしゃると思うのですが
ただ一人、ちゃんとわかってなさそうな
しげるにむけて、書きました




ひとつの雲について
2018/07/20 20:24アメブロ

もう、少し前のこととなってしまいましたが、青年団「日本文学盛衰史」終わりました。
本当にありがとうございました。たくさんお客さんに入っていただき、知り合いの方から頼まれたチケットを取れない日もあるくらいで、うれしい悲鳴でした。
何より、出演者、スタッフ、皆元気にこの長丁場をやり遂げられたことが、うれしかったです。ありがとうございました。

千秋楽が終わって、慌ただしく舞台セットをばらして、慌ただしく打ち上げ会場に向かい、慌ただしく肉を食べて
打ち上げの最後の締めで、山内さんが
「しまっていこー!」をやってくれました。


そういえばですね
初日の 開場時間の寸前に、
オリザさんが
誰もいない舞台にむかって
「しまっていこー!」と叫んだのでした


上手の袖でスタンバっていた僕は慌てて
「ウィース!」と言いました
なんだか、うれしかった

開場してお客さんが入ってくる5秒前、くらいの、出来事でした




雲雲雲雲雲雲雲


何十年ぶり、になってしまうのか、数えるのもなんだかためらわれるほどですが
小学校の同窓会の案内が、人づてに来ました。9月にあるそうで

僕を探し当ててくれてありがとう…という気持ちで、連絡をくれた友達と、いきなりだけど飯でも食おうよと言って、会いました

そいつはわざわざ卒業アルバムを持ってきてくれて
当時の、今見るとすごく写りの悪い写真を眺めながら
本当に小学生以来会ってない友達のこと、急に、思い出して、一緒に飯を食いながら僕は、何度も何度も「うわ、うわ、」とか言って

今度、みんなと会ったらさ
当時のあだ名で読んだらいいのか
名字を呼び捨てで呼んでたあいつのこと、まだ呼び捨てでいいのか
あの女の子のことは、そもそも俺、なんて言って呼んでたんだろ
あの元気ハツラツだった担任の先生が、今は校長先生やってるんだって


卒業アルバムを見せてくれた、それこそ何十年ぶりにあったその、友達とも
小学生の時、何十年後に東京で会って一緒にビールを飲むだなんて思いもしなかったよね、と言って
笑いました


雲雲雲雲雲雲雲



ずいぶん前のことですが

「あの雲が見えたら、ワタシがアナタを応援しているって思ってね」

みたいなことを、本気で言ったことがあります
だから、たまに雲を見てね
みたいなことを
本気で

それを、急に思い出したんです
急に思い出して、で、思ったんです

そんな、ここに今書くのも躊躇われるくらいのクソダサい、陳腐な、クサい、台詞を言ったの、
それ、やっぱり嘘じゃないです、ということ

忘れっぽい非道い人間ですが、あの時本気で言いました だから嘘じゃないです。

そんなようなこと


みんな元気ですか
全然連絡取ってない友達も
今となっては連絡先も知らない友達も
僕が名前も思い出せないような人も
もしも今、偶然すれ違っても、お互いに気がつかないかもしれないくらい、時間が経ったあの人も

スーパーの野菜部でバイトしてた時、すごくすごく優しくしてくれた中国人の唐さん
ぶーたれてた僕をいつもフォローしてくれた、駅員バイトの時の(弁護士目指していた)中村さん
二人一組でクソ重いスチールデッキを、延々と運び続けながら、「俺たちは奴隷だ!!」とか一緒に叫んでいた、日雇いバイトの時の、マルヤ君

中学校の時の陸上大会800m走で、最後の最後までずっと競り合って、並んでゴールして、
どちらからともなく近寄って、思わず互いに握手をした、どこかの中学の陸上部の彼
どっちが勝ったかも、彼の顔も、覚えてませんが
元気ですか


みんなみんな、元気ですか

僕が今いる東京は、夏です
暑い暑い夏です
僕は元気でいます
空に雲は、あったりなかったり、あったりします

元気ですか